基準8:教育研究等環境
大学が有するリソースを生かした特色ある研究

種別 | 大学評価 |
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年度 | 2022年度 |
区分 | 私立 |
規模(収容定員) | 4,001人~8,000人 |
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取組み事例
マンガ学部及びマンガ研究科を有する大学として、「国際マンガ研究センター」において国内外のマンガ分野に関する調査・研究を行い、海外の学術団体と連携しながら「京都国際マンガミュージアム」を通じてその成果を広く発信している。「アフリカ・アジア現代文化研究センター」においても、「国際マンガ研究センター」と共同でアフリカのマンガ文化の調査・研究を行い、その成果を展覧会・イベントを通じて発信しているほか、海外の大学との交流を通じて国際的なネットワークを広げるなど活発に取り組んでおり、「世界に発信する知と表現の拠点へ」との戦略施策のもとで大学の特色を生かした先進的な研究成果につながっていることから評価できる。
ここがポイント
- 「国際マンガ研究センター」を中心に、国内外のマンガ分野に関する調査・研究を行い、その成果を「京都国際マンガミュージアム」を通じて広く発信している。
- 「アフリカ・アジア現代文化研究センター」では、日本にある豊富なアフリカ研究の成果を踏まえつつ、新たな視点をもちながら研究活動を行い、成果を発信している。
- 大学が有する学部・研究科や専門的な人材を生かしながら、特色ある研究活動を推進しており、先進的な研究成果につながっている。
大学からのコメント
・本学は、2021 年度から新たな学部として国際文化学部を開設しました。この学部の学生の主なフィールドとなるのがアフリカ地域、アジア地域です。また、同じく新たに2021年度からの共通教育におけるマイナー科目においてもアフリカ・アジアを1つの分野として置いています。 アフリカやアジアをフィールドとする研究者やアーティストを積極的に受け入れ、学部の教育研究活動ともリンクする研究拠点として、「アフリカ・アジア現代文化研究センター」を設置しました。セネガルに新たなオフィスをかまえ、教育研究活動の向上に取り組んでいます。 ・本学は長年、マンガ教育に取り組んできました。2006年に開設したマンガ学部と、京都市と共同運営している京都国際マンガミュージアム、国際マンガ研究センターは教育と研究の柱として教育研究活動に取り組んでいます。京都国際マンガミュージアムでは、国際マンガ研究センターの取り組む研究活動の成果を展覧会やイベントとして展開しています。 その国際マンガ研究センターに所属するのはマンガ学部所属の教員が多く、センターでの研究成果はマンガ学部の教育内容にも活かされています。 京都国際マンガミュージアムで継続的に取り組んできた事業の中には自治体や公益団体、企業の事業活動についてわかりやすく人々に伝えることを目的とした「実用マンガ」があります。 たとえば病院でのインフォームドコンセント、伝統産業を紹介するマンガなどの事業活動はマンガ学部の演習授業でも活用されるなど、社会と教育が直結した授業を展開しています。