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総合大学の強みを生かした地域と世界への技術的貢献

私立 福岡大学

基準9:社会連携・社会貢献

総合大学の強みを生かした地域と世界への技術的貢献

福岡大学
種別 大学評価
年度 2022年度
区分 私立
規模(収容定員) 8,001人~
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取組み事例

社会連携・社会貢献に関する方針に沿って、各学部・学科及び研究科の専門性を生かし、地域からの幅広いニーズに応じた取り組みを展開している。 具体的には、工学部において長きにわたり河川清掃の活動に教員・学生が地域住民とともに取り組んでいるほか、福岡市と共同でごみ埋め立て技術「福岡方式」を開発し、国際的にも認められ、世界各地へ技術が広まっている。このように多様な専門分野の学部・研究科からなる総合大学の強みを生かし、地域性と国際性の共存の実現に貢献していることは、評価できる。

ここがポイント

  • 各学部・研究科の専門性を生かした地域ニーズに応じた多様な社会貢献活動を展開している。
  • 工学部では、教員・学生が地域住民と協力して20年間にわたって河川清掃に取り組んでおり、福岡県から環境保全功労者として表彰されるなど、社会的にも認められる地域貢献となっている。
  • 工学部が福岡市と共同で開発したごみ埋め立て技術「福岡方式」は、国連CDM(クリーン開発メカニズム)理事会で認定され、国連ハビタットや国際協力機構(JICA)を通じてアジア太平洋地域のみならず、中南米・アフリカへと海外普及し、国際的に貢献している。

大学からのコメント

 工学部社会デザイン工学科流域システム研究室の学生たちにより結成された学生ボランティア「はかたわん海援隊」を中心に、月に一度、福岡市西部を流れる樋井川を清掃しています。近年では、樋井川の近隣住民や高校生の参加に伴い毎回50人以上が集まるなど、地域活動や、小学生の環境に関する体験学習の場となっています。  また、同じく福岡市西部に流れる室見川の河口付近には、博多の春告げ魚「シロウオ」が毎年2月~4月初めにかけて博多湾から産卵のためにのぼってくるため、「室見川シロウオ産卵場造成プロジェクト」を立ち上げ、福岡市や地域の漁業関係者の協力を得ながら、生物の生息環境の改善を行っています。これらの活動を通して、室見川の再生はもとより、持続的な環境保全システムの構築と自然の大切さや環境再生の重要性、地域の力による環境の維持・改善を示す機会となることが期待されています。

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