私立
福岡大学
基準4:教育課程・学習成果
学生のパフォーマンスに焦点を当てた授業アンケートシステムの活用~「授業アンケートFURIKA」による学習成果の到達度検証・教育改善の促進~
取組み事例
ウェブサイトでの授業評価アンケートとそのフィードバックを含めたシステムとして2018(平成30)年度に「授業評価アンケートFURIKA」を独自に開発し、学習時間や到達度・理解度等の学生のパフォーマンスに焦点を当てた設問項目によって、全科目で学生自身が学びを振り返ることができるよう工夫している。 加えて、FD活動を通じて教員への周知・理解を深めることで、授業改善及び教育プログラムの責任者による学位授与方針に示した学習成果の到達度検証に活用している。 これによって、授業レベル及び教育プログラムレベルでの学生・教員・組織的な教育改善の促進が期待できることから評価できる。
ここがポイント
- 授業アンケートに学生の学修時間、学習到達度、理解度等のパフォーマンスを問う項目を設け、大学独自に開発したシステム「授業アンケートFURIKA」に情報を蓄積することで、学習成果のデータ収集に取り組んでいる。
- 「授業アンケートFURIKA」を通じて、学生が自らの学びを振り返るのみならず各教員による授業改善や教育プログラムの責任者(学部長、学科長、研究科長等)が学位授与方針に示した学習成果の到達度検証に活用している。
- 教員によるシステム活用を促すため、FD活動を通じて学習成果に基づく教育改善の重要性等を周知・理解を深める取り組みをしている。
大学からのコメント
2018(平成30)年度から、全学統一の実施体制のもと全科目を対象に実施している「授業アンケートFURIKA」は、学生が自己の学習を振り返り、自律的な学習者としての成長を支援するため、「学生が何をどこまで学んだか」を中心に、学生のパフォーマンスに焦点を当てた「学習時間」「到達度」「積極性」「理解度」「学んだこと」の5つの設問項目で構成しています。FURIKAにより収集したデータは、担当教員個人単位、学位(教育)プログラム単位、学生個人単位でそれぞれ分析し、結果をフィードバックすることにより、教員は全学的・組織的な教育改善に活用し、学生は自身の学習の到達状況の確認や学習姿勢の改善に活用できるようになっています。 なお、実施にあたっては、操作方法や留意事項等を記載したマニュアル(学生用・教員用)も整備しています。