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市のニーズに合わせた地域貢献活動

私立 日本赤十字九州国際看護大学

基準9:社会連携・社会貢献

市のニーズに合わせた地域貢献活動

日本赤十字九州国際看護大学
種別 大学評価
年度 2022年度
区分 私立
規模(収容定員) ~4,000人
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取組み事例

2002(平成14)年度から継続している「むなかた大学のまち協議会」をはじめ、長期にわたって宗像市と連携した活動や、宗像市のニーズを踏まえた地域貢献活動を行っている。市が行っている施策の1つである「健康スポーツdeハッピー事業」に参画し、地域住民を対象とした身体測定及びストレッチ講座の実施とその結果分析をしているほか、小学生の看護体験等、学生・教職員ともに地域住民との交流機会を設け、これらの活動によって、市民の運動習慣を促し、健康増進を図るなど、地域のニーズに合わせて教育研究の成果を還元していることは評価できる。

ここがポイント

  • 長期にわたって地域貢献活動を行っている。
  • 公共交通機関が少なく、車社会のため、市民に運動習慣があまりないといった、地域の実情を踏まえた社会貢献活動を行っている。

大学からのコメント

 本学は赤十字の「人道」の理念を基盤とした大学であり、「人々のいのちと健康、尊厳を守る」ために、「ひとりを看る目その目を世界へ」をモットーに、社会に開かれた大学として、「地域連携・教育センター」と「国際看護実践研究センター」を中核に、地域社会貢献の活動を継続している。  長期にわたり社会貢献活動を継続するにあたり、宗像市をはじめ地域コミュニティーセンターや外部機関との連携は不可欠であり、地域社会のニーズに応じて活動を継続してきた。  直近では、世界的な人道危機や気候変動に伴い、人々の生命と健康が脅かされる中、赤十字の看護大学として、減災・防災の観点から、行政と連携をとり、地域の方々とともに防災訓練、水害対応訓練、災害ボランティア設置訓練などに積極的に参加している。近隣の地区住民に対して、「災害に対する家庭での現状調査とニーズ調査」を行い、地域住民とともに課題解決に取り組んでいる。また高齢化社会の中で、減災・防災のKey Wordsである「自助・共助・公助」の中に「互近助」の考えを取り入れ、看護大学として、減災・防災をテーマに、公開講座をシリーズ化して、地域住民の減災・防災の意識の向上に寄与している。  また2003年からJICAの委託事業である研修を対面で継続的に開催しており、新型コロナ感染禍ではオンデマンドと研修の形式を変更しつつ、今後も継続する予定である。また国内外の人道危機の最前線で活躍している方々を招聘し、国際フォーラムを継続的に開催している。
日本赤十字九州国際看護大学

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