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アカデミック・アドバイザーごとのゼミナールを通じた指導

私立 日本赤十字九州国際看護大学

基準7:学生支援

アカデミック・アドバイザーごとのゼミナールを通じた指導

日本赤十字九州国際看護大学
種別 大学評価
年度 2022年度
区分 私立
規模(収容定員) ~4,000人
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取組み事例

助教以上の教員をアカデミック・アドバイザーとして配置し、学生がアカデミック・アドバイザーごとのゼミナールに参加することで、少人数制で異なる学年の学生による相互の学びを促している。また、ゼミナールを通じて担当教員が学生の状況を個別に把握し、学内の学生支援に関係する機関と連携しながら、包括的な学生支援を展開し、特に学習面での支援では「ディプロマ・サプリメント」を個人面談で活用することで、学生の進路や学習成果を踏まえた支援を行っており、アンケートにおいて多くの学生がタイムリーな対応に対して満足であると回答していることは評価できる。

ここがポイント

  • 異なる学年が所属する少人数のゼミナールで、学生が相互に学ぶことのできる機会を提供している。
  • アカデミック・アドバイザーが学生の状況を個別に把握し、その時の状況に合わせた支援・指導を行っている。
  • 学習面の支援においては「ディプロマ・サプリメント」を活用し、学生の希望進路や学習成果を踏まえた面談や指導を行っている。

大学からのコメント

 学生支援に導入しているアカデミック・アドバイザー(AA)制度は、1人の教員が4年間継続して担当学生を支援する体制である。4年間継続した支援を行うことで、学生は担当教員が良き相談相手となり、個々の学生の課題に応じてタイムリーな支援を受けることができている。加えて、ゼミは各学年3~4名の異学年で編成されるため、学生間で修学や大学生活に関する情報共有ができる場ともなっている。ゼミの交流を促進するために、年に1~2回AAゼミを開催し相互に学びあう環境づくりができている。AAゼミは、コロナ禍の感染対策上の影響を受け、担当教員が主導して開催している。今後は、学生が主体的に開催し、AAゼミが学生主体のゼミになることを期待したい。  

 アカデミック・アドバイザーは、学生の課題に応じて個別面談を実施し、学生がいつでも相談できるような関係性を構築している。特に学修面の支援については、ディプロマ・サプリメントを活用した個人面談を実施している。ディプロマ・サプリメントには、履修状況や成績などに加え、学生自身が入力する「夢・目標」なども記載することができ、学生の学修成果を踏まえたうえで、将来像を描きながら支援することができている。また、ディプロマ・サプリメントは、卒業時に学生に配布し、就職先に提示することが可能である。就職先では、学生時代の状況を踏まえた支援につなぐことも可能であり活用を推進していきたい。

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