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地域の特性に応じて実施する防災意識向上の取り組み

私立 日本赤十字秋田看護大学

基準9:社会連携・社会貢献

地域の特性に応じて実施する防災意識向上の取り組み

日本赤十字秋田看護大学
種別 大学評価
年度 2022年度
区分 私立
規模(収容定員) ~4,000人
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取組み事例

「赤十字防災ボランティアステーション」において、学生が運営スタッフとして参加する「防災キャンプ」を実施し、夏季に加えて積雪寒冷地での災害を想定して冬季にも実施することで、地域特性に応じた災害対応を実践的に体験する機会となっている。また、県内の赤十字施設等と共同で「AKITA防災キャンプフェス」を開催し、地域住民に災害時に必要な各種技能を体験しながら身につけるイベントとすることで、地域の防災意識の向上に寄与しており、赤十字の中心理念である「人道」に合致する有意な活動として評価できる。

ここがポイント

  • 赤十字の大学であることの知見を活かした取り組みであるとともに、赤十字の中心理念に基づいた取り組みとなっている。
  • 地域特性に応じた災害対応を実践的に体験する機会を設け、地域住民に災害時に必要な各種技能を学ぶ機会を提供している。

大学からのコメント

「赤十字ボランティアステーション」は、本学の赤十字の災害・防災ボランティア活動に係る教育・研究及びそれに係る赤十字運動の啓発を組織的に推進・支援するとともに、災害時等において本学の教育・研究成果を活用して赤十字の理念を実践することで、地域社会との連携による防災力の強化を図ることを目的として設立され、学生や地域住民を対象に様々なイベントなどを開催しています。  その一つとして、「防災キャンプ」は、「備え」「救う」「支える」をテーマに、学生を対象に、例年6月と2月に実施しております。  6月は、災害時に「命を守る行動」や「命を救う行動」など避難所支援活動に関する知識・技術を学び、2月は冬期に大規模災害が発生し、電気・ガス・水道のライフラインが断たれた状況を想定し、冬季災害時に役立つアウトドア技術と日本赤十字雪上安全法講習会を実施し、雪害に関する知識や応急手当を含めた技術を学び、様々な災害の場面での基本的な知識の習得を目指します。  また、「AKITA防災キャンプフェス」は、日本赤十字社秋田県支部内の赤十字施設や地元新聞社とともに、防災キャンプフェス実行委員会を立ち上げ、いつ起こるか分からない災害に備え、キャンプをはじめとするアウトドアの方略を活かし、災害時の対応や快適に生活する方法などを学んでもらうというユニークな内容で、県内では最大規模の防災関係のイベントとして本学を会場に毎年9月に開催しており、これまでに家族連れをはじめとした地域住民の方々がのべ2万人ほど参加され、地域の防災意識の向上に貢献しております。

日本赤十字秋田看護大学

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