研究力向上と研究者育成に資する口腔科学研究センターを核とする横断的研究体制
研究力向上と研究者育成に資する口腔科学研究センターを核とする横断的研究体制
歯学教育評価
2025年
~4,000人
取組み事例
「私立大学研究ブランディング事業」に基づく「口腔科学研究センター」を核とした横断的研究体制のもとで、「顎骨疾患プロジェクト」をはじめとする大規模研究を継続的に実施することによって、組織の研究力と将来の研究者育成に資する環境を整備している点は特色として評価できる(評価の視点4-5)。
ここがポイント
- ・口腔外科学研究センターを設置し、大規模研究を継続的に実施している。
- ・文科省からの補助終了後も2020年度以降は大学が費用を支出して、研究を支援している。
大学からのコメント
〇東京歯科大学研究プロジェクトの推進
2017年度から6年間にわたり実施した「顎骨疾患プロジェクト(文部科学省私立大学研究ブランディング事業)」の成果を基盤として、2023年度より「各ライフステージにおける口腔顎顔面機能の維持・改善を通じたウェルビーイング社会の実現(ウェルビーイングプロジェクト)」を3年計画で推進してまいりました。これにより、学際的研究の強化と研究力向上を進めてきました。2026年度には、研究部の体制を再考し、従前の研究部と大学院研究科、口腔科学研究センターが共同した研究支援体制を整備しました。本プロジェクトをさらに3年間延長し、これまでの研究基盤を活かし、研究の深化と学際的連携の強化、若手研究者の育成を推進します。本学の研究力の持続的発展を図るとともに、口腔科学研究センターを基盤とした集学的研究体制のもとで推進し、「ヒューマニズムとリサーチマインドを堅持する歯科医師を育成する大学」としての本学の研究未来像の具現化を目指します。
〇ウェルビーイングプロジェクトをテーマとした学術的研究プロジェクトの推進
急速な高齢化が進行する現代社会においては、寿命の延伸のみならず、生活の質(QOL)の維持・向上が重要な課題となっています。こうした背景のもと、身体・精神・社会的側面を含む健康概念である「ウェルビーイング」が注目されています。
口腔は、哺乳、摂食、咀嚼、嚥下といった生命維持に直結する機能を担うとともに、コミュニケーションにも不可欠な役割を果たしています。すなわち、口腔は人々のウェルビーイングの実現に直結する重要な器官です。このため、口腔機能の獲得・維持に資する研究の推進は重要です。
本研究プロジェクトでは、4つの研究グループ(口腔デジタルサイエンスチーム、口腔エコシステムチーム、幹細胞代謝制御チーム、難治性口腔顎顔面骨疾患チーム)を編成し、学際的研究体制を構築します。これにより、口腔顎顔面機能の理解・回復・維持に資する卓越した研究を推進し、「口腔からのウェルビーイング社会の実現」に向けた研究基盤の礎を築きます。さらに、本プロジェクトは、本学教育職員の研究力の一層の高度化とともに、次世代を担う若手・中堅研究者が自立して研究を展開できる環境の整備を目的としています。中長期的視点で人材育成を進め、若手研究者の参画と交流を促進し、分野を牽引する研究者の育成を目指します。
これに対して、外部評価委員会を設けて定期的に研究の推進を評価してもらいプロジェクトに対してPDCAを回します。