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教育DXの推進と臨場感のある実践教育の提供

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教育DXの推進と臨場感のある実践教育の提供
私立
東京医療保健大学
基準4:教育・学習

教育DXの推進と臨場感のある実践教育の提供

東京医療保健大学
種別

大学評価

年度

2025年

規模(収容定員)

~4,000人

取組み事例

理念・目的の実現に向けて教育DX基盤を教育に組み込み、臨床判断能力の強化を図るための全領域100の模擬事例を集約した教育用電子カルテの導入や患者型の生体シミュレータを用いたケアの模擬体験、解剖学・生理学教育用の3D解剖学視覚化・バーチャル解剖システムやVR機器を用いるなど、臨場感のある教育を提供している。また、実習等で記録作成・指導・評価を電子化するシステムを活用し、形成的評価に役立てている。このように、建学の精神を実現する教育DXの推進を単なる技術導入にとどめず、教育理念と結びつけながら、実践教育として体系的に展開している点は、学習成果の可視化と教育の質を高める取り組みとして評価できる。

グッドアイコン

ここがポイント

  • ・理念・目的の実現に向けて教育DXを推進し、学生が臨床の現場をイメージしやすい臨場感のある教育を提供している。
  • ・ICTを活用した課題提出等により、学生の理解度・達成度を迅速に確認し、対応、指導する体制を確立している。
  • ・各学部に「ICT担当ワーキンググループ」を設置して、これらのシステムについて学生からの使用感や意見を収集し、改善につなげる体制を整備している。

大学からのコメント

東京医療保健大学は、大学ビジョン7に「DXを取り入れ、教育・研究・学生支援・学内業務を大胆に改革し、デジタル社会を先導するスマートキャンパス」を掲げています。このビジョンのもと、本学では「学長戦略本部 教学マネジメント・DX推進チーム」を中心に、医療DXや産業DXと大学教育・医療系教育をつなぐ教育DXを推進してきました。その特色は、単なるICT機器の導入にとどまらず、DPに基づく学修成果の可視化、IRによる教育・学修データの分析、エビデンスに基づく授業改善を一体的に進めてきた点にあります。

具体的には、教学マネジメントチェックリストの整備、EDU(教育・学修データ利活用)宣言と8原則・ガイドラインの策定、DP・CP・APに基づくシラバスと評価基準の設計、ルーブリックによる能力評価、ディプロマ・サプリメントによる到達度の可視化などに取り組んでいます。また、入学前から卒業後までの7時点評価(授業評価アンケート、学修実態調査、卒業時・卒業後アンケート等)を実施し、教員データベースやティーチング・ポートフォリオ等と連動させながら、学生の学修成果、教員の教育能力、教育環境の可視化を進めています。

教育実践では、毎年更新する「授業運営ガイドライン」に基づき、教育用電子カルテ、LMS、動画教材、VR・バーチャルシミュレーション、シミュレータ、実習記録の電子化、電子教科書などを組み合わせ、診断的評価・形成的評価・総括的評価を接続しています。さらに、必要情報を取捨選択する課題、思考過程を可視化するCBT、事前自己練習と自己録画によるレディネス確認、シミュレーション後の振り返り、臨床判断に基づく記録・報告までを一連の学修過程として設計しています。加えて、WebClassの視聴履歴や課題提出状況を活用した個別支援、レディネス・思考過程・パフォーマンスの可視化により、臨場感のある学びとデータに基づく教育改善を両立しています。さらに、産学連携協定のもと、シミュレーション教育の高度化、学修成果の可視化、CBEの定着、データに基づく質保証の仕組みづくりも進めています。

これらの取り組みは、学生が自ら到達度を把握し、教員が根拠をもって教育方法を見直し、大学が社会に対して学修成果を説明する基盤となっています。今後も、医療DXや生成AIを含む新たな教育技術を適切に位置づけ、患者安全、医療の質、QOL向上につながる教育成果の可視化と医療系人材の能力保証を、大学全体としてさらに推進していきます。

関連サイト・資料