建学の精神「利他共生」を基盤とした全学共通基礎教育科目(S-BASIC)の導入
建学の精神「利他共生」を基盤とした全学共通基礎教育科目(S-BASIC)の導入
大学評価
2025年
4,001人~8,000人
取組み事例
学部ごとにばらつきがあった基礎教育科目の統一化を図るために、全学共通基礎教育科目(S-BASIC)を新たに導入し、全学部共通で8つの多彩な学びで構成されるカリキュラムを体系化している。このS-BASICでは、自校教育の中核となる「利他共生」や、地域活動・社会貢献活動(地域共生活動)の意義を理解するための「地域活動と社会貢献」等の必修科目を開講しており、理念・目的に則った有意義な取り組みとして評価できる。
ここがポイント
- ・全学共通基礎教育科目(S-BASIC)を導入し、建学の精神や社会貢献に関する必修科目を開講する等、全学生に理念・目的に沿った多彩な教育を行っている。
大学からのコメント
【導入経緯】
本学の全学共通基礎教育科目(以下、「S-BASIC」という)は、学部ごとに編成されていた基礎教育科目の統一化を図るとともに、卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)に基づいた教育を徹底するために、高等教育研究開発センター(基盤教育部門)が中心となり、2023年度入学生より開始した。基盤として学士力の要素を包摂するS-BASICの導入を通じて、本学の教育の質保証はもとより「淑徳人」を養成する独自のカリキュラムを展開している。
【補足事項】
S-BASICは、建学の精神「利他共生」を基盤としており、8つの多彩な学び(学習力の養成、思考力の養成、表現力の養成、人間力の養成、社会力の養成、人間の理解、社会の理解、国際の理解)から構成されている。この8つの学びは、ただ知識を得るだけでなく、人としての成長や利他共生(他者に生かされ、他者を生かし、共に生きる)の精神を深めるためのものである。
新入生向けのオリエンテーション時には、内部質保証システムの構成要素としても位置づけられている学生参画スタッフが制作に携わった「S-BASIC紹介動画」を放映し、理解浸透に努めている。また、学生参画スタッフ活動を通して、貴重な意見も取り入れながら、学修者のリアルな声を大切にした教育システムの改善を行っている。
【今後の展望】
2026年度には、S-BASICの総仕上げの科目(キャップストーン)である創造思考法が開講される。これまでに獲得した知識、技能、態度などを総合的に活用し、自らが立てた新たな課題にそれらを適用し、その課題を解決することができる総合的な実践能力を養成することを目的としているが、キャップストーン科目としてのディプロマ・ポリシーに照らした学修成果の把握・可視化が肝要である。本学のアセスメントプランも踏まえ、継続的な検討及び点検・評価をとおした学修者本位の視点に立った不断の改革を進める。