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専門職連携と地域協働を軸とした4年間一貫の「地域連携ケア」教育

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専門職連携と地域協働を軸とした4年間一貫の「地域連携ケア」教育
私立
札幌保健医療大学
基準4:教育・学習

専門職連携と地域協働を軸とした4年間一貫の「地域連携ケア」教育

札幌保健医療大学
種別

大学評価

年度

2025年

規模(収容定員)

~4,000人

取組み事例

保健医療学部看護学科及び同栄養学科の合同科目「地域連携ケア論Ⅰ~Ⅳ」は、各学年に必修科目として配置され、学部学生は4年間を通じて、地域住民の声を聞き課題を探求し、具体的な支援につなげている。人々の健康と生活に関わる両学科の特性を融合し、地域と関わりながらそれぞれの専門職が果たす役割を考える実践的な学びは、教育目的・目標に掲げた学習成果を効果的に達成することが期待され、評価できる。

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ここがポイント

  • ・1年次から4年次まで「地域連携ケア論」を必修で配置し、学科の垣根を超えて地域包括ケアシステム形成に不可欠な多職種連携・協働を学ぶ教育課程を構築している。
  • ・地域住民の声を聞き課題を解決する実践的な学びを通じて、学生はそれぞれの専門職が果たす役割を理解し、地域の健康増進に寄与する人材の育成につながっている。

大学からのコメント

札幌保健医療大学は札幌市東端に位置する超郊外型の小規模大学です。キャンパス周囲は住宅地、近隣には農地と工業団地、その向こうに豊かな自然環境が広がります。この地域は、市内でも少子高齢化・人口減が著しく様々な課題を抱えている一方、開拓時代からの文化が根付く住民同士のつながりの強い土地柄でもあります。こうした所在地域の特性を踏まえ、本学は2013年の開学時より「地域に根差し、地域から必要とされる大学」、「地域を支え、地域から支えられる大学」となることを方針に掲げ、学生の学びと地域貢献・社会連携が同時展開される地域志向の取り組みを行ってきました。
「地域連携ケア論Ⅰ~Ⅳ」は上記方針のもと、看護学科・栄養学科の学生・教職員が協働して地域住民の健康生活の向上と地域の活性化に寄与し、このことを通じて看護職・栄養職の連携と地域包括ケアシステムにおける地域支援のあり方を学習する科目として各年次に配当し、系統的・段階的に展開しています。本科目は、本学のカリキュラム・コンセプト―「健康」、「暮らし(生活)」、「食と栄養」―を支える主要科目であり、地域住民との交流を基盤に、人々の暮らしに働きかける実践的な教育内容で構成しています。
各科目の内容は以下のとおりです。  
●地域連携ケア論Ⅰ(1年次):地域に出向いて住民と交流することにより、人々の暮らしのありようを把握。
●地域連携ケア論Ⅱ(2年次):地域住民との関係を深めるとともに人々の暮らしを支える社会資源を探り、地域が抱える健康課題を抽出。
●地域連携ケア論Ⅲ(3年次):健康課題の改善・解決に向けた支援策について、地域住民との意見交換をもとに支援計画を立案。
●地域連携ケア論Ⅳ(4年次):地域住民を対象に支援策を実施、評価・検証し、改善課題を明確化。
また、本科目群は、コミュニケーション力、課題発見力、問題解決力、チーム連携力の向上も意図した科目設定となっています。地域住民の皆さまには学生を好意的に受け入れていただいているだけでなく、教育改善につながる意見を頂戴する機会も多く、地域の力を借りて学生を育む関係性が作られつつあります。
「地域連携ケア論Ⅰ~Ⅳ」は2025年に完成年度を迎えたばかりですが、4年間の成果を踏まえた教育評価によってカリキュラムの一層の充実を図り、大学方針に適う地域志向学習の推進につなげていきたいと考えています。