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教学IRの活用による学内各層の質保証の有機的連動と教育の充実、学習成果の向上への寄与

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教学IRの活用による学内各層の質保証の有機的連動と教育の充実、学習成果の向上への寄与
私立
関西大学
基準2:内部質保証

教学IRの活用による学内各層の質保証の有機的連動と教育の充実、学習成果の向上への寄与

関西大学
種別

大学評価

年度

2025年

規模(収容定員)

8,001人~

取組み事例

「内部質保証プロジェクト」と連携する「教学IRプロジェクト」は、これを支える「教育推進部」に相当数の専任教員を擁したうえで、学生調査を多面的に実施して学習成果や学習行動を可視化し、全学レベルの内部質保証の意思決定に貢献している。また、可視化された調査結果は「教学IRプロジェクト」が各学部教授会、執行部会へ直接報告・提案等を行うことで現場のニーズに合った改善支援につなげ、全学レベルと部局・個人レベルの質保証が有機的に連関するといった成果を生んでいる。くわえて、「教学IRプロジェクト」による学生調査に基づく学習成果可視化の取り組みは、学生一人ひとりにあった学習促進の仕組みにもつながることで、教育の充実と学習成果の向上に強く貢献するものとなっている。これらの取り組みは他大学の参考にもなり、特に優れたものとして高く評価できる。

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ここがポイント

  • ・相当数の専任教員を擁した充実した組織体制を構築。
  • ・多面的な学生調査の実施と結果の可視化により、全学的な内部質保証の意思決定をデータ面から支援。同時に、教授会や学部執行部への直接報告と、ニーズに応じた改善支援により、全学、学部、そして個人レベルの質保証の有機的連関を実現。
  • ・可視化データを学生一人ひとりのフィードバックや学習促進に活用し、教育の充実と学習成果の向上に寄与。

大学からのコメント

本学では、教育の質保証および学生の学びと成長を促すためにIR(Institutional Research)活動を積極的に推進しています。2014年に発足した教学IRプロジェクトを基盤に、2025年には学長主宰の内部質保証推進体制のもとでIR推進委員会へと発展改組し、全学的な連携を強化しました。これにより、教育・学習に関するデータを多角的に分析し、大学全体の現状把握と将来戦略の立案を支える体制を一層強化しています。
IR推進委員会では「入学時調査」「パネル(在学時)調査」「卒業時調査」を毎年度に実施し、学生の学習行動や大学・学部に対する満足度、コンピテンシーの伸長度合いといった項目の全学的な把握を行っています。これらのデータはWebサイト等で結果を公開して、学内の全構成員が確認でき、教育改善に活かすことができる状態としています。また、これらの間接評価に成績・履修状況などの直接評価を組み合わせた分析を行い、内部質保証推進委員会と結果を共有しています。
加えて、調査・分析結果は全学部の教授会もしくは執行部会にIR担当教員が直接訪問し、報告を行っています。複数学部において、結果報告だけにとどまらず、結果に基づいた学部全体でのディスカッション、学部のニーズと調査結果を組み合わせた追加分析、コンサルティングも展開されています。また、これらのデータを用いて、全学部・研究科の執行部が一堂に会し、学部・研究科を横断して教育改善に向けた意見交換をする機会や、職員を対象にしたSD研修も定期的に実施しています。
その他、毎年度実施する調査のほかに、卒業生から本学に対する評価を伺う卒業生調査や、在学生へのインタビュー調査を実施し、質的にも学生の声を聞きとり、調査結果を広報紙にまとめ広く情報公開しています。それらの結果について、FD研修やワークショップ、フォーラムを開催するなどして教職員が実際的にデータに触れて考える機会も設置しています。
これら多面的なアプローチを通じて、学習成果や学習経験を立体的に捉えるとともに、BIツールを活用した全学的な教育改善の検討が行われています。

  • 関西大学における内部質保証体制図(2025年4月1日~)関西大学における内部質保証体制図(2025年4月1日~)

関連サイト・資料