地域社会のニーズを踏まえた、地域資源、ヘルスケア等の知識を育む教育
地域社会のニーズを踏まえた、地域資源、ヘルスケア等の知識を育む教育
経営系専門職大学院認証評価
2020年
~4,000人
取組み事例
農林水産業等の地域資源、医療、介護、福祉等のヘルスケアといった社会的要請を踏まえ、これらの分野に対応する専門科目を配置していることは特色といえる(評価の視点2-3、2-6)。
ここがポイント
- ・広島県の現状・課題に応じた農林水産業等、医療・介護・福祉等に必要なマネジメント人材の育成に向けて取り組んでいる。
- ・地域課題の解決に必要な専門性を養うためのカリキュラムを編成している。
大学からのコメント
本研究科(Hiroshima Business and Management School,以下HBMS)は開設当初から、広島県の経済と社会の活性化という使命を課せられており、特に、農林水産業等の地域資源、医療、介護、福祉等のヘルスケア、中小企業分野における生産性向上が社会的要請として教育課程の編成に組み込まれてきた。現在は、農林水産業等の地域資源に対しては、「持続可能な自然資源マネジメント(選択2単位)」「地域ブランド戦略とデザインマネジメント(選択2単位)」等、医療、介護、福祉には「医療介護の制度経営(選択2単位)」「医療介護の事業経営(選択2単位)」等、中小企業分野においては特に事業の後継者問題を反映させて、「ベンチャーの経営戦略(選択2単位)」「事業承継マネジメント(選択2単位)」等を配置している。
HBMSでは、これらの特有の分野において、地域貢献や地域活性化と実態把握を目的に、自治体等と連携して外部向けのプログラムを提供している。農林水産業等の地域資源においては、広島県農林水産局と「ひろしまファーマーズテーブル~(全60時間)」や広島県三原市での「地域経営人材塾浮城塾」(平成29年~令和元年度開講)、医療、介護、福祉に対しては、HBMS地域医療経営プロジェクト研究センター主催で「公的病院幹部を対象とした医療経営人材養成プログラム(全67時間)」、中小企業分野に対しては、中小企業が多く存在する広島県福山市と連携して「備後地域次世代ビジネスリーダー養成講座(全60時間)」を実施している。「公的病院幹部を対象とした医療経営人材養成プログラム」と「備後地域次世代ビジネスリーダー養成講座」は、文部科学省の職業実践力育成プログラム(BP)に認定されている。これらのプログラムは、教員が教育や訓練を行うと同時に、現場から現実的な課題を抽出することに役立っている。さらに、本研究科の学生を参加させることで、通常のカリキュラムにおける学術的な学修を実践的な学びに架け橋をする意味を有している。
今後はこれらの地域や分野と連携しながら、プログラムを展開していくと同時に、HBMSの学生が正規科目として履修できるように、教育課程における専門科目あるいは実践科目の中に整備していく予定である。また、連携対象地域および現在の3つの分野に限定せず、広島県の地域に根ざした課題解決のためのカリキュラムやプログラムを提供していく予定である。