学習成果の可視化に向けた取組み:ルーブリック型評価表やディプロマ・サプリメント等の多面的な指標の活用
学習成果の可視化に向けた取組み:ルーブリック型評価表やディプロマ・サプリメント等の多面的な指標の活用
大学評価
2020年
~4,000人
取組み事例
卒業時の学生の質を保証するため、すべての学部において卒業論文を必修とし、卒業コンピテンス・コンピテンシーや学位授与方針等に沿って設計された学部ごとに異なるルーブリック型評価表を用いて評価を行っている。また、この結果等をもとに、学生の卒業論文研究に対する取組みや能力を記載したディプロマ・サプリメントを各学部の学生に対して発行している。そのほかにも、在学生への卒業コンピテンシーに関するアンケートや、卒業生調査により学習成果を多面的に測定しており、学習成果の可視化に向けた取組みを全学的に推進していることは評価できる。
ここがポイント
- ・すべての学部において卒業論文を必修とし、ルーブリック型評価表を用いた評価結果等をもとに、学生の卒業論文研究に対する取組みや能力を記載したディプロマ・サプリメントを学生に対して発行している。
- ・在学生への卒業コンピテンシーに関するアンケートや、卒業生調査を実施するなど、学習成果を多面的に測定し、学習成果の可視化に向けた取組みを全学的に推進している。
大学からのコメント
・文部科学省 大学教育再生加速プログラム(AP)事業の取組の一つとして全学的に卒業論文研究へのルーブリック型評価方法とディプロマ・サプリメントの発行を導入した。
・理系教育プログラムにおいて、学生の学びの集大成ともいえる卒業論文研究に対して、その内容に深く踏み込み、かつ統一した指標を用いて評価するシステムが無いことは本学の教育プログラムにおける課題の一つであった。
・卒業論文研究への評価方法として、達成目標や評価基準が明確化されたルーブリック型評価を導入した事で、学生・教員双方共通の理解のもと、卒業時の質を保証する取組となっていると考える。また、本取組については、学位記授与式でのアンケート調査において「指導教員とのコミュニケーションが深まった」「評価結果がグラフ化されることで、課題が明らかになった」「自己評価に対する指導教員や友人からの意見がとても参考になった」等の項目で7割以上の肯定的な評価を得ている。
・この取組によるディプロマ・サプリメントは、卒業論文研究評価を可視化するためのツールとして有用であるだけでなく、学生が卒業後に、大学時代を振り返る際の貴重な資料となるものと期待する。なお、在学期間中については、両学部がそれぞれ設置しているLMSからダウンロードすることが可能となっている。
<ディプロマ・サプリメント イメージ図(薬学部版)>