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「シミュレーション教育センター」における先端的看護教育の実践

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「シミュレーション教育センター」における先端的看護教育の実践
私立
福岡女学院看護大学
基準8:教育研究等環境

「シミュレーション教育センター」における先端的看護教育の実践

福岡女学院看護大学
種別

大学評価

年度

2020年

規模(収容定員)

~4,000人

取組み事例

2016(平成28)年度に完成した九州初となる看護に特化した「シミュレーション教育センター」は、シミュレーションルーム4室、コントロールルーム2室等を有し、最新のシミュレーション・情報通信技術設備・機器を導入することにより、医療現場を忠実に再現したシミュレーション教育の展開を可能とする、将来の看護教育の方向性をリードする先端的教育施設である。各領域がこの施設を利用して、アクティブラーニングを採り入れ、学生の専門的な知識・技術・態度の統合を図るとともに主体的な学習姿勢を育成する機会になっている。またこの施設はキリスト教の精神に基づき、他施設に開放する「開放型教育施設」として、当初より他の大学や病院施設との教育連携会議を設置し、シミュレーション教育実施教員の育成セミナーなどを開催している。訪問者は、他施設の教員、看護師、学生にとどまらず、医療系大学へ進学希望する中学生、高校生とその保護者さらには地元市民など多岐にわたっており一般社会への貢献として評価できる。

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ここがポイント

  • ・2016(平成28)年度に完成した九州初となる看護に特化した「シミュレーション教育センター」は、最新のシミュレーション・情報通信技術設備・機器を導入することにより、医療現場を忠実に再現したシミュレーション教育の展開を可能としている。
  • ・「シミュレーション教育センター」を利用したアクティブラーニングを採り入れており、学生の専門的な知識・技術・態度の統合を図るとともに主体的な学習姿勢を育成する機会になっている。
  • ・「シミュレーション教育センター」は、「開放型教育施設」として開放し、多くの人に利用されている。

大学からのコメント

 本学のシミュレーション教育は、センター開設以来、全学的に取り組んでいる。学生を対象にしたシミュレーション教育は、1~4年生の必修科目12科目のうち32コマ(2018年度実績)で行われ、学生は経験を通して専門的な知識・技術・態度を主体的に学んでいる。
 シミュレーション教育の実践は、領域を超えた教員で構成される運営委員会で情報共有され、学生や実習施設の教育担当者、教員間でもフィードバックを受けることで質の維持・向上を図っている。このように積み重ねたシミュレーション教育の経験は、コロナ禍における臨地実習の代替である学内実習に活かされ、本学の実践は新たな臨地実習教育のモデルとして期待され、文科省の視察も受けている。
 シミュレーション教育センターは「開放型教育施設」として、開設以来4年間で2000人を超える学外者を受け入れ、授業風景を公開することでシミュレーション教育の普及に貢献している。また、シミュレーション教育者の育成を目指し、大学教員や養成所等の教員、臨床の教育担当者などを対象にした研修会も4年間で50回以上開催し、延べ1200人が参加している。参加者の中には、九州地方に限らず全国から受講を希望する者も多く、参加者のニーズに応えるべく、対面とオンラインを統合したハイブリッドな手法で研修会を開催している。
 また、2020年度には福岡県から新型コロナウイルス感染症の影響に伴う看護師養成施設等に対する実習補完事業の委託を受け、養成所等での臨地実習を代替する学内実習のシミュレーション教育を支援してきた。学内実習で使用する教材の提供やシミュレーション教育の研修会の開催、あるいは養成所等で行われるシミュレーション教育を直接支援するといった社会貢献も行ってきた。
 以上のように、本学のシミュレーション教育は自らの経験を社会に開放し、発信することで、シミュレーション教育の普及と質の向上を目指している。シミュレーションセンターの設備というハード面に限らず、教育実践者の育成というソフト面の強化も目指しながら、今後の日本におけるシミュレーション教育のさらなる発展に寄与したい。

関連サイト・資料