学びを実践の場につなげ、地域の課題解決に取り組む社会貢献活動
学びを実践の場につなげ、地域の課題解決に取り組む社会貢献活動
大学評価
2020年
~4,000人
取組み事例
「沖縄大学の社会との連携・協力に関する方針」に基づき、「地域研究所」を拠点として社会連携・社会貢献活動に積極的かつ多角的に取り組んでいる。地域住民を対象にした公開講座「土曜教養講座」を1976(昭和51)年度から継続的に開講するとともに、2016(平成28)年度からは、沖縄の子どもの貧困問題に焦点をあてた研究「沖縄型福祉社会の共創―ユイマールを社会的包摂へ」の一環として、地域のなかで子どもが安心・安全に過ごせる居場所づくりのために、学生や地域住民が関わりながら「放課後こくば教室」を開催している。加えて、「地域ふれあいデイサービス事業」「『琉球弧研究支援』プログラム」を通じて社会連携・社会貢献活動を行いながら学生が講義で学んだことを現場で生かす機会としているほか、国際コミュニケーション学科及び経法商学科のゼミ活動においても、中国語掲示の訂正活動の普及や、沖縄業界地図の作成を行っている。これらの多角的な活動を実施することで、研究成果を地域社会へ還元し、大学が立地する地域の課題解決に努めており、「地域共創・未来共創の大学へ」の実現に向けた取組みとして評価できる。
ここがポイント
- ・1976(昭和51)年度から継続的に開講している土曜教養講座や、子どもたちの居場所づくりとしての放課後教室等、学生も関わりながら、大学における研究成果を地域社会と分かち、地域課題解決に努めている。
大学からのコメント
・「土曜教養講座」は、時宜にかなった多彩なテーマを扱った一般公開講座で、子どもの貧困をテーマにした講座や学科の特色を出した講座、包括連携協力協定を締結している中小企業家同友会との企画等、多様な公開講座を開催し、地域社会における実践的研究、教育・研究活動などの成果を、大学を媒体として地域社会に拡大発展させることを目的としている。
・「放課後こくば教室」は、毎週水曜と金曜の放課後、近隣の小学生たちを募り、本学の学生・教職員、民生委員・児童委員や地元自治会の方々、スクールカウンセラー等が協力して子どもと関わりながら事業を運営している。2019年度は87 回実施し、学生ボランティアが延べ 378人(4.3人/1回)、民生委員が延べ70人(0.8人/1回)、地域ボランティアが延べ132日(1.5人/1回)に協力頂いた。
・2013 年度から本学内で実施しているデイサービス事業「ちむぐくるデイサービスお~きなわ」では、地域の高齢者が毎週50名ほど本学を訪れて、健康体操やレクリエーションを楽しんでいる。さらに学生のゼミ活動の場としても 活用されており、毎月4回のうち3回は那覇市社会福祉協議会が健康チェックなどで関与し、1回は学生たちの自主企画で運営されている。
・「『琉球弧研究支援』プログラム」は、「地域共創・未来共創の大学へ」の実践として学生がフィールドワークを通して学ぶことを奨励し、研究に係る費用を支援している。学生は報告書をまとめる過程で地域に対する理解を深め、また研究成果発表会を通してプレゼンテーション能力を磨いている。このプログラムを通して、自らの足元について学び考えることの出来る人材育成を目指している。
・2017年度に発刊した「沖縄の業界地図2017」は、経法商学科の大城淳ゼミ、豊川明佳ゼミの学生が作成し、県内書店でベストセラーになるなど6千部の売り上げを記録した。