地域社会のニーズに応えた学生参加型の社会貢献活動
地域社会のニーズに応えた学生参加型の社会貢献活動
大学評価
2021年
4,001人~8,000人
取組み事例
建学の精神を踏まえ、女性や子ども、障がい者等の支援を継続的に行う組織として、各センター等が機能している。「金城学院ファッション工房」及び「KIDSセンター」では学生スタッフも活動しており、授業外での学びの実践の機会となっている。「心理臨床相談室」では、大学院学生が相談研修員として修了生とともに活動しており、相談対応のほか小学校訪問や相談会等による子育て支援も行っている。「女性みらい研究センター」では、女性特有の課題について研究し、名古屋市や愛知県とも共同で、女性の社会的な活躍を促進するためのプログラムの企画・開催を行っている。地域社会のニーズに応えた各活動に学生スタッフ等も積極的に参加することで、教育研究成果を社会に還元するとともに、学生の学習成果の向上や学生自身のライフプランを考える機会にもなっており、評価できる。
ここがポイント
- ・各附置施設において、女性や子ども、障がい者等の支援を継続的に行うことで、大学の理念・目的に沿った教育研究成果を社会に還元している。
- ・学生が活動に参加することで、授業外での学びの実践や学生自身のライフプランを考える機会にもなっている。
大学からのコメント
金城学院ファッション工房は、2009年の金城学院創立120周年、金城学院大学設立60周年の記念事業として企画され、実施されています。活動の一例としては、岐阜県内の総合在宅医療機関より入所幼児のユニフォーム製作の依頼が挙げられます。「胃瘻・気管切開等の処置のしやすい構造で、スポーティーでおしゃれなデザインを」という要望に応えるべく、学生メンバーを中心にデザインを考え、試作を繰り返しました。素材や安全性、着心地にもこだわり、布地の製作を本学卒業生の経営する意匠撚糸会社に特注し、前開きTシャツとパンツ、ロンパースを提供しています。
【KIDSセンター】は、遊びの広場の開放、子育て相談、音楽療法等の事業を通し、地域の子育て支援施設として親しまれており、学生も積極的に参加しています。開設は2015年10月。2022年3月末の累計来館利用者は、68,000名を超えています。コロナ禍においても感染対策を講じ、非日常にある日常を感じる場として親子を支えています。今後もこうした支援実績を踏まえ、区役所や社会福祉協議会とも連携し、大学運営のセンターの特色を生かし、役割を果たしていきたいです。
【心理臨床相談室】では「誰に相談したらよいかわからないが、聞いてほしい」という方から、「継続的にサポートが必要」という方まで幅広く対応しています。大学院生は、資格を有する修了生とともに活動し、その働きを間近に見ることで、キャリア形成にも繋がっています。また修了生は、現場における学びや悩みを研究会などで発表し、さらなるステップアップを続けています。公認心理師資格が誕生するなど、心理的援助のニーズはますます広がってきています。また子育て支援相談会等を地域の関係機関との交流会へと発展させるなど、今後も当相談室の活動を地域社会へ還元していきたいと考えています。
【女性みらい研究センター】は、仕事・子育て・地域活動・趣味など多面的な役割と課題をもつ女性たちが、つながり、高めあい、みらいを創造する場所として設立されました。これまで培ってきた女子教育の実績に基づき、次の時代を生きる女性のために「研究」し、その成果を「学び」「相談」へと発展させています。2021年度から「教育・研究オープンリソース」を動画で社会に発信しており、外出や対面での学びが難しい環境でも、今、その場で学べることで女性たちの気づきと学びのきっかけとなっています。