専門職連携教育の実施
取組み事例
学部や学科の垣根を超えた専門職連携教育を行う「アセンブリ教育センター」は、当該大学が養成する職種に限らず、薬剤師、歯科医師、管理栄養士、社会福祉士などの医療・福祉人材を養成する3大学とともに独創的かつ大規模なTBL(Team-based Learning)を実施するなど、専門職連携教育で成果を上げており、評価できる。
ここがポイント
- ・チーム医療を実現するために、自大学のみならず、医療・福祉関連の大学と連携した教育を実施している。
大学からのコメント
アセンブリは、開学以来続いている特別教育活動です。学部・学校間の壁を乗り越え、責任感と奉仕の精神にあふれた人間形成を目指すことを目的として始まりました。師弟同行、全員集合とも呼ばれます。
2013年から3,4学年を対象としたInterprofessional Education(IPE。専門職連携教育)を高学年アセンブリとして開始しました。2014年から2学年を対象とした社会人基礎力を養うためのプロジェクト活動も始めました。2016年の高学年アセンブリには、3大学から554名の学生が参加しました。教育技法としてTeam-based Learning(TBL、チーム基盤型学習)を採用しました。
2016年から高学年アセンブリの呼び名をアセンブリⅢに変えました。2018年のアセンブリⅢには4大学から医療福祉系5学部の860名の学生が参加しました。TBLはチームのメンバー間に強いまとまりと信頼が育まれる(写真)と言われており、学科混成のチームで協力しながら授業を進めます。また、最終学年の選択制プログラムとしてアセンブリⅣトライアルを開始しました。
2017年、学長直下の組織としてアセンブリ教育センターが設立されました。アセンブリという呼称をアセンブリ教育と改め、IPEと定義しました。アセンブリ教育を表す図を作成し、ホームページに公開しました。副センター長は、活動推進委員会、運営委員会の教職員と共に、学生たちの学びをサポートします。また、事務職員がセンターに常駐し、情報技術担当がフォローします。
アセンブリⅠ(1学年)、Ⅱ(2学年)、Ⅲ(3学年)には、全学生が参加します。アセンブリⅢには、近隣の3大学も参加し、1,000名以上の学生が参加する大規模なIPEへと発展しました。また、アセンブリⅣは少人数の選択制ですが、学生がプログラム全体を計画・実施する方式を採用しました。
アセンブリ教育において段階的に身につける力を下図に示します。アセンブリⅠでコミュニケーション、Ⅱでチームワーク、Ⅲで患者中心の考え方を身につけます。各学部における臨地・臨床実習で職種の役割を理解した上で、Ⅳで職種間の連携を身につけます。
藤田のIPEであるアセンブリ教育において、一番大切なことは、他者のリスペクト(尊重)です。患者中心の医療を実践するには、他職種のリスペクトが必要不可欠だからです。