産官学連携事業と学校連携講座
産官学連携事業と学校連携講座
大学評価
2021年
~4,000人
取組み事例
農林水産分野での産官学連携事業では、発泡性にごり生酒の開発や郷土料理のレトルト食品化など、県産農産物の付加価値向上に寄与する製品の開発につなげている。また、地域の学校等との連携として、「高大連携講座」をはじめ、「出張講義」「中高大連携講座」など、中高生、教員向けに、実験を伴う多彩な内容で実施する連携教育に努め、毎年多くの受講者を集めている。以上のように社会連携・社会貢献に関する方針を具現化するために、多様な取り組みを推進しており、これらの地域連携活動の一部に学生が関わることで実践的な教育にも活かされていることは高く評価できる。
ここがポイント
- ・「産官学連携推進センター」を設置して研究シーズの紹介や産官学連携事業の企画、実施に関する取り組みを行い、県産農作物の付加価値向上に寄与する製品の開発につなげている。
- ・地域の学校等の連携についても、多彩な内容で多くの受講者が集まっている。
- ・地域連携活動の一部に学生が関わることで、実践的な教育にも活かされている。
大学からのコメント
【地域連携推進室の活動】
地域連携推進室では本学が所在する新潟市秋葉区を中心に多方面にわたる社会連携・社会貢献活動を実施しています。秋葉区役所、新津商工会議所との包括連携協定に基づき「まちなか活性化」をキーワードとしたセミナーの開催、共同プロジェクトの実施、キャンパスならびに本学付属の薬草・薬樹交流園でのイベント開催などを行っています。これらの活動の一部は授業科目としても実施しており、実践的な学生教育にもつなげています。また、活動の成果を「社会連携・社会貢献白書」としてまとめ発刊しています。
【産官学連携推進センターの活動】
産官学連携推進センターは、社会のニーズと本学のシーズを結びつけ、広く地域産業界に貢献することを目的として活動しています。産官学連携事業の成果には、高圧処理発泡性にごり生酒「AWANAMA」、郷土料理のレトルト食品「トマトスープになっちゃったの っぺ」をはじめ、大麦、もち麦、トマト、米など新潟県産農産物の付加価値向上に寄与する製品につながったものもあります。さらに、一部は学生の活動から商品の開発に結び付いたものもあり、ユニークな学生教育にも活用しています。
【中高大連携講座について】
中高大連携講座では、毎年本格的な「実験や講義」を提供しています。一定の期間内にユーチューブで配信された動画を見る形式や、ZOOMで説明を聞くだけのような形式の講義とは少し異なります。
本来であれば、受講生に来学してもらい、実際の実験器具や大学特有の機材に触れてほしいのですが、昨今の情勢下ではなかなか難しいため、ライブ(生放送)での実験の様子や製薬会社から提供していただいた映像を流して説明をすることや、受講生の意見をみんなで共有し、飽きさせないようZOOMの投票機能を授業中に用いる等の工夫をしています。また、ライブ授業は、1講義が90分から2時間近くに及ぶため、大学における学びのイメージが湧いてよかったという声が受講生からも聞かれました。
2020年度の薬学入門講座においては、あらかじめ受講生の自宅に郵送した教材キットを用いて、人体模型を作成してもらい、今までは教科書でしか見たことのなかった体の構造や薬が効く仕組みを、実際に手を動かし作成することで、理解を深めてもらいました。
中高大連携講座を通して、薬学・生命科学の普及に貢献していると自負しています。