先進技術の研究開発による社会貢献活動の実施
先進技術の研究開発による社会貢献活動の実施
大学評価
2019年
~4,000人
取組み事例
先進技術の研究開発を積極的に推進しており、政府による自動運転の大規模実証実験への参加や県内初となる公道における実証実験を企業と連携して実現させたほか、実証実験に必要な自動運転のオペレーターを派遣する大学発のベンチャーを設立するなど、研究成果に基づく実践的な取組みを展開している。また、2019(令和元)年度には先端的なAI技術を活用した自動運転技術の研究や自動運転機能を持つ福祉車両の開発などの課題に取り組むべく「自動運転開発センター」を開設するなど、更なる発展につなげており、社会的要請を反映し、先進的な研究成果を社会に還元する取組みとして評価できる。
ここがポイント
- ・大学の特性を生かし、先進技術の研究開発を積極的に推進しており、企業と連携して、政府による自動運転の大規模実証実験への参加や県内初となる公道における実証実験を企業と連携して実現させている。
- ・これまでの研究実績・成果を生かして、先端的なAI技術を活用した自動運転技術の研究のほか、自動運転機能を持つ福祉車両の開発など、社会の課題に取り組むための「自動運転開発センター」を開設している。
大学からのコメント
埼玉工業大学では、私立大学初となる自動運転技術の全学的な研究組織として「自動運転技術開発センター」を設立し、自動運転技術の実用化に向けた研究・開発を強化しています。本センターは、学長直轄の研究組織として、大学の全面的な協力・支援のもと、産学官連携による国内トップクラスの先進的な自動運転技術の研究・開発を目指して活動を行っております。主な活動としては①自動運転機能を持つ福祉車両の開発、②先端AI 技術を活用した自動運転技術の研究、③自動運転を題材にした実践的なAI教育などの課題に取り組み自動運転バスの開発にも着手しています
自動運転は社会的なニーズが高く、実用化への期待が高い技術分野です。本学はすでに全国で実施された多数の実証実験に参画しており、豊富な経験を持ち、自動運転レベル(※)としては、5Gによるレベル4の公道実証実験にも参加した実績があります。
(※)国土交通省 https://www.mlit.go.jp/common/001226541.pdf
本学の自動運転の研究は、2016年に学内で発足した次世代自動車プロジェクトチームとしてスタートしました。その後、2017年12月より、大学の地元、埼玉県深谷市内の公道における自動運転車両の実証実験を開始しました。
また、2019年4月に工学部情報システム学科にAI専攻を全国に先駆けて新設し、AI時代の人材育成にも積極的に取り組んでいます。時代のニーズにいち早く対応した教育を推進する中、AIに関心を持つ学生が多数入学してきており、AIの応用分野としての自動運転は、教育の面からも実践的な課題になります。
昨今の活動では、全国各地での各種自動運転の実証実験に積極的に参加して、経験とノウハウを高めてきた結果、大型自動運転バスを開発して、業務用の緑ナンバーも取得し、深谷観光バス(株)様の協力により、2020年2月よりNHK大河ドラマ「青天を衝け」の放映に合わせて、近代日本経済の父といわれる渋沢栄一翁ゆかりの地を訪問する見学者の足として、自動運転バスを活用した「渋沢栄一 論語の里 循環バス」の営業運行を実現させました。
その他、日本財団が2022年3月に八ッ場あがつま湖にて実施した水陸両用船「八ッ場にゃがてん号」の無人運航の実証実験に参加しました。同実証実験は日本財団の推進する無人運航船プロジェクト「MEGURI2040」の一環で、水陸両用船が陸上から入水し、水上を航行して障害物を回避し、上陸する一連の自動運航を実現させ、世界初となる「水陸両用船」の無人運転に成功しました。