医療分野の大学の特性を生かし、社会的課題の解決に取り組む活動の展開
医療分野の大学の特性を生かし、社会的課題の解決に取り組む活動の展開
大学評価
2019年
4,001人~8,000人
取組み事例
医療に関する社会的な課題解決に向けて、大学の所在地である大田区及び民間企業との連携により、長期入院の小児患者の家族を対象に治療中の宿泊場所を提供する「医療支援型民泊事業」を実現させたほか、高齢者の住宅環境を再現した「TOHOいえラボ」を設置し、看護学部の実践教育で活用するとともに医療に関する情報発信を行っている。また、医学部の運営により夏期には西穂高に山岳診療所を開設し、登山者の健康管理を行うなど、地域のニーズ・要請に応え、医療分野の大学の特性を活用した社会貢献に取り組んでいることは評価できる。
ここがポイント
- ・長期入院の小児患者の家族を対象に治療中の宿泊場所を提供する「医療支援型民泊事業」の実現、高齢者の住宅環境を再現した「TOHOいえラボ」における看護学部の実践教育と医療に関する情報発信、西穂高に開設した山岳診療所における登山者の健康管理など、多様な取組みを行い社会貢献に取り組んでいる。
大学からのコメント
「TOHOいえラボ」については、2019年4月より地域連携教育支援センターとして活動を継続し、一般の方向けの公開講座、中学生も含めたワークショップの開催や、隣接する中学校の職業体験の場を提供、地域包括支援センター等と連携した地域での要援護者の支援を検討する会への参加等、地域に根差した活動をしている。近隣の住民が直接利用できる「暮らしの保健室」も運営しており、2021年度の相談件数は123件あった。
大田区及び民間企業との連携については、引き続き、時流および課題に応じて適時に多様な連携協力を行っている。新型コロナウイルス感染症の拡大が社会的な問題となった2020年5月、大田区はこの危機的状況に対し専門家の意見を反映した政策を実施したいと本学に相談があり、連携協力がスタートした。8月には新型コロナウイルス感染症対応に関する個別協定を締結し、より密な情報交換を行うために定期的なコア会議と毎月の担当者会議を創設した。さらに、11月には大田区からの資金援助を受けた寄付講座を、医学部微生物・感染症学講座内に開設し「地域連携感染制御学講座」と名付けた。専任の担当教員を中心に専門的知見の提供や区職員への感染症の知識を高めるセミナーの開催、町工場や飲食店、高齢者施設での現場で行う感染症対策意見交換も実施してきた。本取組は、さらに小学生への出張授業へと発展し、メディアでも大きく報じられた。