公益財団法人 大学基準協会
MENU
地球
English
検索 虫眼鏡
地球
English
虫眼鏡
公益財団法人 大学基準協会
大学の長所・特色検索

4つの「コモンズ」による学生の居場所づくりとアクティブラーニングの促進

ホーム
矢印
大学の長所・特色検索
矢印
4つの「コモンズ」による学生の居場所づくりとアクティブラーニングの促進
公立
宮城大学
基準8:教育研究等環境

4つの「コモンズ」による学生の居場所づくりとアクティブラーニングの促進

宮城大学
種別

大学評価

年度

2019年

規模(収容定員)

~4,000人

取組み事例

キャンパス内にさまざまな学習施設を設けるため、パソコンを用いた自主学習や研究、製作活動を行うための「データ&メディアコモンズ」、海外留学の相談や語学練習が可能なスペースを備えた「グローバルコモンズ」、ミーティングや休憩のために学生が自由に利用できる「スチューデントコモンズ」、ディスカッションルーム、イベントスペース等の多様な形態の学習スペースを備えた「ディスカバリーコモンズ」の4つのコモンズを整備している。これらの多様な施設を設け、それぞれのコモンズで利用促進のための企画を行うことにより、学生のための居場所づくりとアクティブラーニングの促進につながることが期待され、評価できる。

グッドアイコン

ここがポイント

  • ・パソコンを用いた自主学習や研究、製作活動を行うための「データ&メディアコモンズ」、海外留学の相談や語学練習が可能なスペースを備えた「グローバルコモンズ」、ミーティングや休憩のために学生が自由に利用できる「スチューデントコモンズ」、ディスカッションルーム、イベントスペース等の多様な形態の学習スペースを備えた「ディスカバリーコモンズ」の4つのコモンズを整備して、学生の利用促進に向けた工夫を行っており、学生のための居場所づくりとアクティブラーニングの促進につながることが期待される。

大学からのコメント

 宮城大学では、自ら学び続けることのできる人材の育成を目的として、平成29年度には大規模な大学組織・カリキュラムの改革を行ったが、この目的達成のためには学修環境の確保が必要不可欠である。一方、開学後20年が経過し、大学院・附置センターの新設等で学生が自由に学習できる環境も不足している状況にあった。このような背景のもと、大和キャンパスにおいて再編整備基本計画を策定し、その下にスチューデント、グローバル、データ&メディア、ディスカバリーの4コモンズの各基本計画を策定し、それに基づいた施設整備を進めた。さらに全学組織としてコモンズ等検討委員会を設置し、その中にコモンズ運営委員会を発足させ、教職員と学生委員が共同で各コモンズの運用方法や課題・対策の検討を行う仕組みを設けている。
 コモンズの整備は、当初は「物珍しさ」から単なる居場所に過ぎなかった感もあったが、設置から4年を経て、個人・グループを問わず、学習のための居場所としての利用が進んできている。学ぶ意欲のある学生が、各コモンズの目的に合った環境下で互いに学びあえる空間が築かれつつあり、「主体的学習空間」という目的は概ね達成されつつある。
 学習機会の提供は、初期段階では教員の主導による機会提供(学群教育に即した企画やTOEIC・留学促進・理数系小規模ゼミ等の学群横断的コンテンツ等)が先行したが、今では両キャンパスの各コモンズ運営委員会の学生スタッフも学習企画の提案・実施を始めており、学生視点での学習機会の提供が緒につき始めている。また感染症への対応についても、学生スタッフがその時々の状況に応じた空間環境維持に取り組むなど、学生自らが学生の居場所を維持するという意識の萌芽が見られるようになった。このように学習利用学生の増加や学生運用が軌道に乗り始めたことで、4つの性質の異なるコモンズとそれぞれに所属する学生スタッフという運用体制により、各コモンズの利用・運用の専門分化という課題も見出されている。現在、4コモンズ所属の学生スタッフを統一的に運用する体制を試行し、コモンズ間連携の実現を模索している段階である。
 以上のように本学のコモンズは、4つの専門的コモンズの設置と教職員と学生との協働による学習機会の提供に特徴を有しており、今後も学生が主体的に関わりながら学ぶことができる環境と仕組みづくりを進めていきたいと考えている。

関連サイト・資料