図書館利用の促進及び所蔵資料のアクセス促進に向けた講演会や説明会等の開催
図書館利用の促進及び所蔵資料のアクセス促進に向けた講演会や説明会等の開催
大学評価
2019年
~4,000人
取組み事例
2014(平成26)年度より、図書館利用の促進及び所蔵資料のアクセス促進のために「学術情報センター」が企画するイベントとして「六限の図書館」を学群(学部)横断的なテーマで開催している。元雑誌編集者や食生活アドバイザー等多様な分野のゲストを招いた講演会や写真展、映画の上映会等を行うことで、学生の授業外の主体的な学びを支援し、幅広い分野への関心を高めている。こうした取組みにより、所蔵資料へのアクセス件数が増加傾向にあり、図書資料を利用した学習に役立っていることは評価できる。
ここがポイント
- ・2014(平成26)年度より、図書館利用の促進及び所蔵資料のアクセス促進のために「学術情報センター」が企画するイベント(講演会や写真展等)として「六限の図書館」を学群(学部)横断的なテーマで開催し、学生の授業外の主体的な学びを支援しながら、幅広い分野への関心を高めている。
大学からのコメント
「六限の図書館」は大学におけるこれからの研究や学びのあり方を踏まえ、宮城大学としてのこれからの大学図書館のあるべき姿を示すものとして構想され、2014(平成26)年より実施されているものです。利用促進企画ではありますがソフト施策にとどまらず、トークイベント、映画上映、美術展示、ワークショップなど多彩なプログラムを図書館内で展開することで、これからの大学図書館空間の可能性を探るものにもなっています。
本学の時間割に6時間目はありませんが、あえて(勝手に)「六限」を設定することで、専門領域・学内外をつなぐ授業と放課後の間(あわい)の時間が流れる場所がまさに大学の図書館なのだ、というメッセージを込めています。多様なプログラムを通じて学内の構成員が専門や立場を超えて議論・交流するだけでなく、ゲストを始め地域・学外の参加者との交流も盛んに行われており、公立大学の図書館が直接地域に貢献できる場ともなってきました。
また、これらが単なるイベントごとで終わらず、本学の学術情報の充実や利用促進につながるよう配慮しており、例えば、ゲストには、一定のテーマで図書や視聴覚資料などを推薦いただいてコレクションの充実を図るとともに、イベントの際に館内で展示を行ってイベントを本学のコレクションに必ず紐付けるようにしています。またそれらは『六限のブックトラック』と題して図書館ポータルサイト内で公開、イベント後も長期にわたり資料の活用につながるような工夫もしています。イベント記録もDVDパッケージ化して視聴覚資料として配架するなどイベント自体をコレクション充実につなげる試みも行っています。
さらに、本企画の特筆すべき意義として、デザイン学類の学生がポスターや記録DVDのパッケージをデザインしたり、トークイベントでテーマに関連した領域の学生がモデレータを務めるなど、学生協働の場ともなっていることが挙げられます。
コロナ禍の経験を踏まえ、大学図書館と本企画のよりレジリエントなあり方を模索して、2022年4月からはPodcastingによる音声配信「MyULP(マイユ―エルピー): Miyagi University Library Podcasting」を始めるなど、「六限の図書館」はこれからも成長し続けます。地理的制約も超えさらに多くの皆様にこの取組に関わっていただけることを願っています。
(左)Vol.5 上映会と対話「ある精肉店のはなし」(2016/太白)上映後の対話の様子
(中)Vol.7 ワークショップ 『Super Collectable Notes 製本部のノート屋さん』(2016/大和)
(右)Vol.15 つぶさに見つめる―写真家・大西暢夫の仕事『ひとりひとりの人―精神科病棟17年の記録』(2018年)トークイベントの様子