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初年次教育と薬学専門教育を融合した「イグナイト教育」の展開

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初年次教育と薬学専門教育を融合した「イグナイト教育」の展開
私立
医療創生大学 (申請時:いわき明星大学)
基準4:教育課程・学習成果

初年次教育と薬学専門教育を融合した「イグナイト教育」の展開

医療創生大学
種別

大学評価

年度

2018年

規模(収容定員)

~4,000人

取組み事例

薬学部では、自立した薬剤師に必要な基礎を構築するため、教育課程の編成・実施方針にも掲げている独自の教育プログラムとして「イグナイト教育」を初年次から3年次まで3ステップで段階的に展開している。グループ学習を基盤とし、TBLやPBLの手法を用いてテーマに対する調査・討議・プレゼンテーションといった能動的学習プログラムのほか、初年次には上級生及びチューターがグループに加わり、学生生活の支援を含めた少人数制教育を行っている。さらに専門性の高い内容も採り入れることで、専門科目を理解するのに必要な学力の向上につながっている。また、評価方法に学位授与方針に掲げる力と対応させたルーブリックを活用しており、その結果に基づいた教育方法等の改善にも積極的に取り組んでいる。初年次教育と専門教育とを合わせることで、自主的学習力、コミュニケーション力、課題探究力、問題解決力の習得が図られており、学部の教育が、国家試験の合格率にも見られるように、効果的に展開されているものと評価できる。

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ここがポイント

  • ・薬学部において、自主的学習力やコミュニケーション力などの汎用的スキルを身に付けるための初年次教育と薬剤師に必要な専門教育をあわせた独自の教育プログラム「イグナイト教育」を開発し、少人数による学習を1~3年次に段階的に実施している。
  • ・学習の効果を評価するため、学位授与方針に示した修得すべき能力等と対応させたルーブリックを活用し、さらなる教育改善に取り組んでいる。

大学からのコメント

 イグナイト教育は、本来学生が持つ潜在能力に自己力で積極的に点火する(イグナイト)主体的な学びの育成システムである。そのトレードマークである「IGNITE」には、Iryo sosei Growth Network for Independence Through Education(自立のための医療創生大学育成ネットワーク)の意味が込められている。また、イグナイト教育は、学生が自ら主体的に学び、ゆっくりでも学び続けることができる、自律した職業人(薬剤師)を育成するための基盤となる教育でもある。
 このイグナイト教育の最大の特色は、下記(1)、(2)のように、組織的に展開されることにより醸成される協働力がもたらす、教育力の向上にある。
(1)「イグナイト教育委員会」を中心に企画・運営を行い、組織的に展開している。特に、イグナイト教育1Aでは、1年次の多様な学生の能力を伸長し、学生一人ひとりが可能性ある個人であると自覚し学生生活をスタートできるような授業を行っている。さらに、より効果的な授業にするため、各種IRデータ(資質自己評価アンケート、入学前教育報告書、入学時実力試験結果など)を参考に、入学生の能力の傾向を見据えた科目内容の見直しと改善を毎年度行っている。
(2)イグナイト教育では、全ての教員が関連する授業を少なくとも1つ以上を担当し、複数の教員が協力し合い参加型学習、グループ学習などのアクティブラーニングによる授業を行っている。学生と教員がそれによって意思疎通を図り、お互いの思考や価値観を共有することで、信頼関係を構築している。2年次以降の全ての薬学専門科目においても、学力向上が期待できるアクティブラーニングによる講義をスムーズに行うための下地ができるよう構築されている。
 4年次においては、イグナイト教育1~3で修得したスキルを活用した、アドバンストイグナイト(処方解析)を開講している。ここでは、医療薬学に関する課題をチームで分析・調査・情報を整理し、まとめ、発表することにより、薬学的知識の定着、チームで活躍する能力を身につけることを目的としている。
 今後の展望としては、ディプロマポリシーに掲げられている、地域の医療・保健に貢献できる薬剤師としてより一層活躍できるよう、本学の卒業生が活躍する多くの企業が求めている「チームワーク、リーダーシップ」などの能力を更に高めるため、授業改善を行っていく予定である。

関連サイト・資料