グローバル人材育成のための多様な英語教育の環境整備
グローバル人材育成のための多様な英語教育の環境整備
大学評価
2018年
8,001人~
取組み事例
グローバル人材育成のもと、「関西大学国際化戦略TRIPLE I(トリプル・アイ)構想」において「人・言語・環境のイマージョン」構想等を掲げ、英語教育の環境整備に取り組んでいる。共通教養科目に設置した「グローバル科目群」では、授業内で海外の大学とPBL形式で交流するオンライン国際交流学習(COIL)を導入し、受講者数が増加している。また、単位化された国際インターンシップやグローバル企業体感プログラムでは、派遣先の企業の協力を得て課題解決型学習を採り入れるなど、グローバル社会のニーズに対応できる人材育成を企図したキャリア教育を推進している。これらは大学の理念及び国際化戦略の実現に向けた取組みとして評価できる。
ここがポイント
- ・授業内で海外の大学とPBL形式で交流するオンライン国際協働学習(COIL)を導入するほか、国際インターンシップやグローバル企業体感プログラムにおいて、派遣先の企業の協力を得て課題解決型学習を採り入れるなど、グローバル社会のニーズに対応できる人材育成を企図して英語教育の環境整備に取り組んでいる。
大学からのコメント
COILを本学で導入する主な目的は、言語運用能力の習得に限らず、様々な形の学びや専門知識を通して、背景にある歴史や文化に対する眼差しを鍛え、多様な考え方・物の見方に対する共感を高めることである。これにより、国内に居ながら海外大学の学生と協働学習を可能にする国際的・双方向的なオンライン教育の実践手法を確立し、グローバル・キャリアマインドを培うことである。COIL Plusは、留学派遣・受入の国際教育活動の学びをさらに進化・深化させるためにオンラインによる学習活動もブレンドした、コロナ禍後に今後さらなる活用が見込まれる融合型の国際教育プログラムである。
2021年度から開始したJ-MCP(Japan Multilateral COILプログラム)では約40の国・地域の400以上の大学に所属する学生を対象に、完全オンライン・英語で3つのコースを提供。海外学生とのCOILを通してグローバルな舞台で活躍できる人材に必要な能力を培い、講義と平行して各国・地域から集まった学生とチームプロジェクトを実施することで、よりリアルな異文化交流・理解を体験することができる。
また、これまで本学学生向けに実施していた英語で開講される共通教養科⽬の一部を、海外連携大学・教育機関の学生を対象にオンライン参加型科⽬として提供するプログラム「関西大学 協定/交流 オンライン学習(KU-EOL)」を2020年度より開始した。本プログラムに参加する海外学生は本学学生と共に受講することが可能である。
2021年に新たに開設しハイフレックス型授業をし易くしたGlobal Smart Classroom環境を活用し、「肩肘の張らない、常に共に自分の立場とは異なる他者と共に学ぶ」といったキャンパスライフを学生に提供している。時にはメタバースのソーシャルスペース等も用いて、国籍やジェンダー、身体の障害といった様々な表層的なダイバーシティを越境した形で学ぶこともある。一方向・自律学習型のオンライン学習では培うことが難しいソフトスキル、そして次代で「あって当たり前」として期待されるであろう「デジタルソフトスキル」「異文化(ここでいう「文化」は国地域などよりもはるかに広義である)対応能力」を学習のアウトカムとした教育実践を展開し、国際教育の観点から人材育成を行う。もはや「グローバル人材」などと特化して言及することが古めかしく感じられるほど、世界はネクストノーマル化している。本学で積極的に活用しているPBL型の学びは、まさに次を見据えた取組である。
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COIL Plusの例(COIL+Study Abroad)
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ZoomによるJ-MCPの様子
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J-MCP 3つのコース
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