キリスト教的人間観に基づく教養教育を充実させるための教養教育科の設置
キリスト教的人間観に基づく教養教育を充実させるための教養教育科の設置
大学評価
2018年
~4,000人
取組み事例
学部・研究科から独立して教養教育科を設置し、キリスト教的人間観に基づく豊かな人間性を育むための人間理解、専門職としての人間愛を学習させるために、教養教育科目である「キリスト教学概論」「聖書の講読」「キリスト教学特論」等を担っている。また、これらは、看護学や栄養学を学ぶために必要な専門分野への役割を果たしており、教養教育の充実を図るべく教養教育科を設置していることは評価できる。
ここがポイント
- ・学部・研究科から独立して教養教育科を設置し、キリスト教的人間観に基づいて豊かな人間性を育むための教養教育の充実を図っている。
大学からのコメント
周知のとおり、大学における教育課程には「幅広く深い教養」を培うよう適切な配慮が求められている(大学設置基準、第十九条)。また、伝統的に古くから、本学のようなキリスト教系の大学ではリベラルアーツ(教養)の教育が重視されてきている。本学では、その設置目的として、専門の教育研究の他に「広く豊かな教養教育」を行なうと明記している(学則第1条)。この設置目的を実現すべく、学生を収容する看護・栄養学科から独立した教員組織として「教養教育科」を開学時に設置し、現在に至る。
紆余曲折を経て、現在、本学における教養教育科の役割には次のようなものがある。
(1)入学前教育、導入教育、リメディアル教育などを含む、所謂「初年次教育」
(2)本学の基本理念であるカトリック精神に関わる教育
(3)本学の専門である看護・栄養分野における共通の基礎となる教育
本学の専門は看護・栄養であり大きく理系に分類される。しかしながら、本学の教育課程には、人文系・社会学系など、文系に分類される分野の科目も数多く配置されており、また、専任の教員も配置されている。大学設置基準の「大綱化」(H03/1991)以来、国内の様々な大学において教養教育に関する変遷があった中、現在は「文理融合」の考え方が重視されている。本学が開学以来進めてきた教養教育の充実は、社会的な要請とも整合していると、改めて自負するものである。
認証評価の時点(H30/2018)で検討中であった看護栄養学部の新しい教育課程では、従来は教養教育の部分を専門学科と分離させていたものを、学科の中に示し、科目の連携や系統性(カリキュラム・マップ)の考え方を明確にした。教養教育科は専門学科から独立した組織である。これからも連携や調整を密にし、本学の設置目的を踏まえて教養教育の充実を図る。