学生の主体的な学びを促進するピア・ラーニングの強化
学生の主体的な学びを促進するピア・ラーニングの強化
大学評価
2018年
8,001人~
取組み事例
「学習者中心の教育」を大学教育の中軸とし、学生の主体的な学びを展開するために包括的な支援を通じた学生の育成を目標としており、中・長期的な計画である「R2020計画」(後半期計画)において、「学びのコミュニティ形成に資するピア・ラーニングの強化」を掲げ、多様な学生同士の支援システムを設けている。具体的には、授業内での学習支援を担う「教育サポーター(ES)」や留学生と国内学生が相互に言語学習をサポートする「SUP!」、新入生の支援を行うオリターやエンター等を設け、なかでも「教育サポーター(ES)」については、「教学委員会」のもとでガイドラインや要項を改定して研修機会の充実を図るなど、PDCAサイクルを機能させている。これらピア・ラーニングを通じて、学生生活の充実を図るとともに、学生の主体的に学ぶ力を伸長させていることは評価できる。
ここがポイント
- ・「学習者中心の教育」を大学教育の中軸とし、学生の主体的な学びを展開するために包括的な支援を通じた学生の育成を目指し、授業内で学習支援を行うサポーター制度等、学生同士の多様な支援システムを設けている。
大学からのコメント
立命館大学では、歴史的に学生同士のピア・サポート、ピア・ラーニングを重視し、中長期計画等においても、学びのコミュニティ形成に資するピア・ラーニングの強化等に取り組んできました。立命館大学が初めてピア・サポート活動に取り組んだのは、今から60年近く前の1960年代で、それはアメリカやカナダと同時期、世界で最も早い実践例でした。世界の先進的な大学と同時期には、現在でもオリエンテーション期間や初年次教育で、学生をサポートする「オリター」や「エンター」と呼ばれる上級生が、立命館大学でピア・サポート活動を始めていました。現在、立命館大学には、全国の大学の中でも突出して多い、約3,000人を超えるピア・サポーターが活動しています。ピア・サポート団体も40近くあり、関連部局や教職員と連携を取りながら、さまざまな分野で活動しています。正課の学びを支援するES(Educational Supporter)や留学生支援のための多種多様なバディ、ボランティアなどもすべて本学で活躍するピア・サポーターです。また、各キャンパスの図書館の館内には、仲間とともに学生一人ひとりが主体的で創造的な学びのスタイルを身に付けるための空間として「ぴあら」と呼ばれるピア・ラーニングルームも設置しています。
コロナ禍において最も影響が大きかったのが、低回生を中心とする学生のコミュニティ形成が妨げられたことで、ピア・サポートの重要性が改めて認識される機会となりました。