教員に必要な能力を3つの層に分類して展開するFD活動
教員に必要な能力を3つの層に分類して展開するFD活動
大学評価
2018年
4,001人~8,000人
取組み事例
「大学FD委員会」「大学院FD委員会」が、マクロ・ミドル・ミクロの三層を意識しつつ、授業改善に限定されない研究能力の向上及び大学事務実務への対応、そして社会貢献などの教員キャリア・アップを目指すFD活動を強く意識し積極的に展開している。また、ティーチング・ポートフォリオ作成指導に関わるメンターを全学科に配置するだけでなく、これらメンター活動も管理しつつ、大学全体のFD(マクロ)と教員個人のFD(ミクロ)をつなげる学部のFD(ミドル)の実質的中心として、また「FD委員会」を介しての事務と教員の間の重要な媒介的存在として、FDerを各学部に配置する体制を整備・強化しつつあり、今後のさらなるFD活動の実質的進展が強く期待できるため、評価できる。
ここがポイント
- ・授業改善に限定されない研究能力の向上及び大学事務実務への対応、そして社会貢献などの教員キャリア・アップを目指すFD活動を、マクロ・ミドル・ミクロの三層を意識しつつ積極的に展開している。
- ・ティーチング・ポートフォリオ作成指導に関わるメンターを全学科に配置してその活動を管理するほか、事務と教員間の重要な媒介的存在としてFDer(ファカルティ・ディベロッパー)を各学部に配置する体制を整備・強化している。
大学からのコメント
本学では、FD活動をミクロ、ミドル、マクロの三層の立場から推進している。ミクロ・レベルのFDの目的は、教員個々の授業と教授法の開発にある。一方、ミドル・レベルは教務主任等によるカリキュラム・プログラム開発が目的であり、マクロ・レベルは、理事長、学長を始めとする管理者による大学組織の教育環境および教育制度の開発が目的である。
ミドル・レベルとマクロ・レベルのFD活動は、全学的な視点と学部的な視点が要求される。本学は、平成19年度以降、教学部が中心となり積極的にFD活動に取り組んでおり、その一環として、平成24年度からは毎年「大学教育力研修」を行い、FDのみならずSD(Staff Development)の要素を取り入れた内容として全教職員の受講を必須としている。
また、平成26年度から令和元年度には文部科学省の教育再生加速プログラム(AP)事業の取り組みとして、アクティブ・ラーニングやルーブリック等に関する研修会やワークショップを開催し、アクティブ・ラーニングの推進と学修成果の可視化に努めてきた。平成29年度には各学科へのティーチング・ポートフォリオのメンターの1名配置が完了し、平成30年度以降はメンターの支援を受けながら全教員がポートフォリオの入力を進めている。さらには、平成30年度のワークショップをもって、FDer(ファカルティ・デベロッパー)を各部に配置することができた。
今後も引き続き、個々の教員がファカルティの一員として有機的にFDにかかわれる体制を堅持していきたいと考えている。