附置研究センターごとの特色ある研究とその成果の社会還元
附置研究センターごとの特色ある研究とその成果の社会還元
大学評価
2023年
4,001人~8,000人
取組み事例
複数の附置研究センターを設置し、センターごとの特徴を生かした研究を行っており、「女性スポーツ研究センター」では国内初となる女性指導者養成講座「女性リーダーアカデミー」を定期的に実施している。また、「革新的医療技術開発研究センター」におけるオープンイノベーションプログラム「GAUDI」では、研究シーズを社会実装しつつ、その内容を「ヘルスケアイノベーション講座」を通じて大学院学生の教育にも還元している。このように、各センターにおいて、研究成果を社会に還元する取り組みを学生の教育にもつなげつつ行っていることは評価できる。
ここがポイント
- ・特色ある研究を行うセンターを複数設置し、それぞれの特徴を生かした研究を行っている。
- ・公開講座や製品開発等を通じ、研究成果を社会に還元している。
- ・研究成果を社会に還元する活動を、学生の教育にも繋げている。
大学からのコメント
女性スポーツ研究センターは、2011年に文部科学省委託事業である『チーム「ニッポン」マルチサポート事業(女性アスリート戦略的強化支援方策の調査研究)』を受託し、その調査研究の報告書として2013年に「女性アスリート戦略的強化支援方策レポート」を作成しました。その研究活動を基盤に2014年に本センター(Japanese Center for Research on Women in Sport)が開設されました。(国内初の女性スポーツの研究・支援拠点)
本センターは、①「女性アスリートのコンディショニング」に関する研究活動の更なる推進、②「女性リーダーの育成」と「スポーツ参加促進」の方策提案、③女児から高齢女性まですべての年代を対象とした「健康増進とパフォーマンス向上」に寄与する研究活動の実施という3つを目指し、新たなテーマへの挑戦と数多くの研究を行い、その成果を発表しています。
また、2014年には、順天堂大学医学部附属順天堂医院及び浦安病院の2ヵ所で、医学的側面から総合的に女性アスリートを支援する日本初の女性アスリート外来を開設しています。
「女性リーダーの育成」を目指す「女性リーダーアカデミー」は、2024年に10回目の会合を行い、修了生は275名に達しています。今後は、国内はもちろんのこと国際的な共同研究を積極的に行っていく予定です。
2019年に革新的医療技術開発研究センターにおいてオープンイノベーションプログラムGAUDIを開始し、医薬品・医療機器・再生医療等製品のみならず、ヘルスケア製品等も含めた幅広い開発シーズの社会実装を支援する取組みを開始しました。
GAUDIでは学内研究者だけでなく学外研究者や企業の研究開発シーズからの支援相談も積極的に受け入れ、研究開発チームの立上げ、産学連携マッチング、知財戦略立案、資金調達、事業計画書策定、非臨床試験の計画立案及び臨床試験後の企業導出等の支援を実施しています。また、GAUDIの理念に共鳴する90を超える自治体関連機関・ベンチャーキャピタル等、様々な実用化支援機関と連携しながら活動を展開し、2023年度末時点で200件以上の研究開発の実用化相談を受け、製品化やライセンスアウトなど、徐々にではありますが社会実装に至ったシーズを創出しています。
さらに、GAUDIを教育のプラットフォームと位置づけ、オープンイノベーションを活用した研究開発の在り方を学ぶ場として大学院生に提供し、GAUDIを担当する専任教員が研究開発シーズの社会実装に至るまでの課題抽出法などを指導しています。今後は、スポーツ健康科学・予防医療・在宅医療など、健康総合大学として社会課題に取り組む研究開発の支援にも積極的に取り組んでいきます。