私立
麻布大学 獣医学部獣医学科
2 教育の内容・方法・成果
ICTを効果的に活用した教育の実施

種別 | 獣医学教育評価 |
---|---|
年度 | 2024年度 |
区分 | 私立 |
規模(収容定員) | ~4,000人 |
関連タグ |
取組み事例
教育効果を高めるため、PBLワークを導入しているほか、映像教材の活用等、多様な教育方法を積極的に採り入れている。また、獣医学系大学で初めて仮想現実(VR)技術を教育コンテンツとして臨床実習に導入し、VRが供試動物の代替を担うことでアニマルウェルフェアを実現しており、解剖学教育及び病理学教育においてもデジタル教材を代替法として活用するなど、ICTを効果的に活用した教育を行っていることは特色として評価できる(評価の視点2-4)。
ここがポイント
- 教育効果を高めるため、ICTを効果的に活用しながら多様な教育方法を積極的に採り入れている。
- 「獣医総合臨床実習」では、獣医学系大学で初めて仮想現実(VR)技術を教育コンテンツとして活用している。
- 解剖学教育及び病理学教育でもデジタル教材を代替法として活用している。
大学からのコメント
「獣医生理学実習Ⅰ」では、オンデマンド教材による反転授業を取り入れている。また、予復習学習サポートとして学習管理システムやオンラインツールを活用しているほか、与えられた課題に対してチームで解法を探り実験に取り組むPBLワークに取り組んでいる。
加えて、「病理学実習」では、ビデオ動画やVRを活用した病理解剖資料を授業で視聴させているほか、オンラインで視聴可能にすることで反復学習を可能にしており、アンケート結果からも教育効果が確認できている。
「獣医総合臨床実習」では、文部科学省「デジタルと専門分野の掛け合わせによる産業DX をけん引する高度専門人材育成事業」による助成を受け、獣医療トレーニング用VRソフトウェア「VETS VR」を民間企業と共同で開発した。同ソフトウェアにより、高画質バーチャル空間において「犬の気管挿管」や「牛の難産介助」を体験することができ、獣医療技術の習得とアニマルウェルフェアの両立を実現している。