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社会的課題の解決を目指す「社会起業家(ソーシャル・アントレプレナー)」養成のための教育課程

私立 相模女子大学大学院 社会起業研究科社会起業専攻

1 使命・目的

社会的課題の解決を目指す「社会起業家(ソーシャル・アントレプレナー)」養成のための教育課程

相模女子大学大学院 社会起業研究科社会起業専攻
種別 経営系専門職大学院認証評価
年度 2024年度
区分 私立
規模(収容定員) ~4,000人
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取組み事例

ビジネスを通して社会的課題の解決を図る「社会起業家の養成」という当該専攻特有の目的に基づいて教育課程を編成している点は、社会的意義のある特色といえる(評価の視点1-1)。

ここがポイント

  • 専攻の目的を踏まえ、社会貢献型の事業の開発促進に係るノウハウを提供するための教育課程を編成している。

大学からのコメント

 相模女子大学は1900年創立であるが、2010年度に大学ブランドの再構築を行い、「女性ならではの、物事に対する自由で柔軟な感じ方や考え方がいまこそ求められている」という認識に基づき、「地域の未来を、女性ならではの着眼点で発想し、そして貢献していく女性」を育成することをミッションとして掲げることを定めている。その下で大学での諸活動を展開した結果、雑誌「日経グローカル」の調査「大学の地域貢献度ランキング」にて、本学は2011~2023年度*の間、9期連続で全国女子大学で第1位を獲得している(*調査が行われなかった2016年度、2018年度、2020年度、2022年度を除く)。
 この理念・目的を踏まえ、相模女子大学専門職大学院は、「高い職業倫理を基礎とした豊かな学識と高度の研究能力を備えた人材を育成することによって、社会に貢献することを目的とする」ことを学則において定めている。その上で、社会起業研究科は、「豊かな人間性と高い職業倫理に基づいて、社会的課題をビジネスによって解決するための体系的で実践的なノウハウを学んだ、社会起業家を養成することを目的とする」ことを定め、本研究科の存在価値や人材育成の方向性を明示している。
 人類が対応すべき解決困難な社会的課題は多数あり、効果的・効率的な解決策の策定にはビジネス分野の知見が必要である。また、社会的課題の解決のためには、多くの関係者の参加が必要であるため、それらの人々がビジネス分野の知見を深めて社会的課題解決に参加できるような社会を作ることが、本研究科の目的である。
 すなわち、「養成する人材像」として、①企業や自治体の中で社会貢献型の事業を開発して運営する者(イントレプレナー)、②地域で社会貢献型事業を起業したり、副業として経営する者(ローカル・アントレプレナー)、③社会貢献を目指したNPOなどに入りグローバルに活躍する者(グローバル・アントレプレナー)の3種類の人材を想定している。また、主要な学生イメージとしては、社会人学生を想定している。このような社会的課題解決のためのMBAコースは国内にほとんど存在しないことから、本研究科の社会的意義は大きいと考える。(※2025年4月現在)

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