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社会起業のエコシステム構築に向けた様々な活動

私立 相模女子大学大学院 社会起業研究科社会起業専攻

1 使命・目的

社会起業のエコシステム構築に向けた様々な活動

相模女子大学大学院 社会起業研究科社会起業専攻
種別 経営系専門職大学院認証評価
年度 2024年度
区分 私立
規模(収容定員) ~4,000人
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取組み事例

中・長期ビジョンとして社会起業のエコシステムを整備することを掲げ、アクションプランを策定し、革新的なアイデアを起業へと推進するために事業支援型のビジネスアイデアコンテストへ協賛するほか、近隣大学院とのネットワークを構築し、専任教員の専門分野以外の一部については学外の研究者にメンターとして当該専攻に来訪してもらうことで、学生が多様な分野の研究者からいつでも支援を受けられる体制を構築していることは評価に値する(評価の視点1-2)。

ここがポイント

  • 複数のインキュベーションセンターと提携し、起業のための伴走機能を整えている。
  • 社会的認知の向上に向け、事業支援型のビジネスアイデアコンテストへの協賛を行っている。
  • 学生が、多様な分野の研究者からいつでも支援を受けられる体制を構築している。

大学からのコメント

 本研究科(社研)は、革新的なアイデアにより社会的課題解決を行う、社会起業を推進するセンターとなりたい。
 そのため本研究科は、4つのインキュベーション・オフィスと提携している。公益財団法人相模原市産業振興財団、株式会社さがみはら産業創造センター、株式会社町田新産業創造センター、株式会社AGORAである。それらには提携する金融機関があり、弁護士・税理士等の士業の専門家、各分野のベンチャー起業が入居している。それらのオフィスの場所は相模原駅、橋本駅、町田駅の近くにある。今後は創立125周年記念新校舎建設に伴い、本学内にシェアードオフィスやプロジェクトルームを設置し、学生や修了生の伴走者となれるメンターを常駐させ、提携インキュベーション・オフィスに所属する各種専門家とも連携できるような体制を検討していく予定である。
 また、本研究科の専任教員の専門分野以外の研究者については、近隣大学院とネットワークを構築し、一部については前述のメンターとして本学に来訪してもらい、いつでも支援を受けられるような体制を作りたい。例えば、保健・医療の専門家であれば、医療業界の各種団体やキーパーソンへの紹介が可能である。また、情報工学の専門家であれば、ICTベンダーへの紹介が可能である。学生と修了生は、これらの専門性の高い研究者の指導を受けつつ、紹介された団体・企業・キーパーソンと連携し、自分の事業を成長させていくことができる。現時点で獣医学と情報科学の専門家をアドバイザーとして確保している。
 以上のような2つの方向での協力体制を構築することで、当該地域での社会起業促進のための環境整備が大きく前進すると考える。社会起業家となった修了生は、我々の支援を受けつつ、行政・産業界・市民団体等と協力しながら、それぞれ目的達成を目指して事業を展開していくことになる。
 なお、高校生から社会人までを対象に、起業アイデアを競う株式会社AGORAのコンテストに協賛して、女性社会起業家もしくは女性のための社会起業を行う起業家に対して「相模女子大学社会起業賞」を授与しており、志ある人が社会起業に向けた一歩を踏み出す機会を提供している。(※2025年4月現在)

相模女子大学大学院 社会起業研究科社会起業専攻

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