基準9:社会連携・社会貢献
地域の発展と学生の自己成長を促す英語能力を生かした地域連携活動
取組み事例
「地域・国際交流センター」において、市の教育委員会と連携した取り組みとして、地域の小学生を対象とした「イングリッシュデイ」を開催し、学生がスタッフとして英語能力を生かしながら地域活動の企画・運営に参画している。当該活動を通じて地域の小学生のコミュニケーション能力の向上や地域の英語教育の発展に貢献していることに加え、学生スタッフにとっても短期大学部での学びを実践することで自己成長や職業選択の幅を広げる機会となっていることは評価できる。
ここがポイント
- 地域の小学生を対象に英語のコミュニケーション能力の向上を目的とする「イングリッシュデイ」を開催し、学生がスタッフとして英語能力を生かしながら地域活動の企画・運営に参画している。
- 英語を活用したアクティビティを通じて地域の小学生の英語のコミュニケーション能力の向上や地域の英語教育の発展に貢献している。
- 学生スタッフにとっては、短期大学部での学びを実践する機会となっているほか、自己成長や職業選択の幅を広げることにもつながっている。
大学からのコメント
本学は、地域・国際交流センターを中心に地域社会や国際社会とのつながりを深め、学生の視野を広げるためのさまざまな活動を行っています。地域に向けて公開講座や特別講座を開催し、生涯学習の機会を提供するほか、様々なボランティア活動を通して、地域貢献に努めています。なかでも短期大学部の学生が積極的に携わる活動として、那珂川市教育委員会が主催する「イングリッシュデイ」があります。それは、英語を用いて主体的にコミュニケーションを図る意欲を高めるという趣旨のもと小学5・6年生を対象に毎年開催されている英語プログラムです。本学の学生は那珂川市のネイティブ英語教員のアシスタントとして参加することで、子供たちと触れ合い、英語を使ってコミュニケーションを取る実践力や指導力を磨く場となっています。
この他、毎年グレープカップコンテスト(Grape Cup Contest)という英語暗唱大会を開催しています。このコンテストは国際社会における女性の活躍と英語教育振興を目的として、九州・山口地区の高等学校女子高校生を対象に、1974(昭和49)年度に福岡女学院短期大学部開学10周年を記念して開催を始めた英語暗唱コンテストです。毎年、九州各県の多数の高等学校から応募があり、高校生に英語の暗唱を通じて表現力や自信を養う機会を提供しています。
さらに、本学では、短期大学部が主催するEnglish Loungeでのチャリティー活動や国際交流活動等を通じて、学生が社会貢献に取り組める環境を整えています。こうした活動を通じて、本学は地域と協力しながら教育を充実させ、地域の発展に寄与し、社会に貢献できる人材の育成を目指しています。