私立
ルーテル学院大学
基準9:社会連携・社会貢献
住民の立場から地域の福祉を促進する人材の養成

種別 | 大学評価 |
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年度 | 2024年度 |
区分 | 私立 |
規模(収容定員) | ~4,000人 |
関連タグ |
取組み事例
近隣の自治体や社会福祉協議会と連携し、市民を対象とした「地域福祉ファシリテーター養成講座」を開講し、住民の立場から地域の福祉を促進する人材の養成に取り組んでいる。また、学生に対しては、当該講座を正課の授業科目として履修できる制度を設けており、2023年度からは社会福祉のみならず、心理学を専攻とする学生にも対象を広げて開講するとともに、連携先の自治体を増やすことで活動の幅を拡大・強化しながら福祉に関する地域課題の解決に取り組んでおり、大学の専門性を生かした地域貢献活動として評価できる。
ここがポイント
- 近隣の市と社会福祉協議会との共催で住民の立場から地域の福祉課題を見つけ、自らが持つ能力や人脈、社会資源を生かしながら、中立の立場で協働を促進・支援する人材を養成する講座を開講しており、2023年度からは、連携先の自治体を増やすことで連携事業を拡大している。
- 当該講座は、正規の授業科目として学生が履修できる仕組みとなっており、多世代と交流しながら住民参加の意義と手法を学ぶ実践型の授業となっている。
- 新型コロナウイルス感染症拡大の環境下にはオンラインを活用して開講したため、事例やその成果等を担当教員が学会にて報告・発表しており、教員の研究に寄与している。
大学からのコメント
「地域福祉ファシリテーター」とは、住民の立場から地域の福祉課題や支援を必要とする人を発見し、自らが持つ能力や人脈、社会資源を生かしながら、中立の立場で協働を促進し、協創を支援する人々のことを指す。
「地域福祉ファシリテーター養成講座」では、講義だけでなく、体験的な演習や本講座修了生などが実施する地域福祉活動へのフィールドワークや実践交流会を盛り込み、近隣の4市・4社会福祉協議会と協力し、多様な受講生とともに学び合うことを重視している。さらに、この講座は学部の開講科目である「地域支援技法」としても開講することで、受講生と学生がともに学ぶ環境を作り出してきた。
講座修了生は、地域の課題に気付き、地域に必要な活動を仲間とともに行い、人と人をつなぎ、複数の活動にかかわりながらネットワークを広げる視野を持つ地域福祉ファシリテーターとなる。そして、講座修了生ネットワークを活かしてこれまでの個々の地域活動を継続する、あるいは、講座修了生が実施する地域活動団体に参加しながら地域活動を行うなど、福祉のまちづくりを協働して推進してきた。
関連サイトのURL
- 地域福祉ファシリテーター養成講座
- https://www.luther.ac.jp/college/institution/community/lec.html