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大学が有するスポーツ資源を生かした社会貢献・地域振興の取り組み

私立 東海大学

基準9:社会連携・社会貢献

大学が有するスポーツ資源を生かした社会貢献・地域振興の取り組み

東海大学
種別 大学評価
年度 2024年度
区分 私立
規模(収容定員) 8,001人~
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取組み事例

大学が有するスポーツの知識・技術・施設等を広く学内外に提供し、生涯スポーツの推進と健康維持増進に貢献するために「東海大学スポーツプロモーションセンター」を設置している。同センターでは、全国にある大学付属高等学校等と連携して各地でスポーツ大会を主催するほか、キャンパスが所在する平塚市や秦野市等の自治体と協力して地域の子ども向けスポーツイベントを開催するなど、スポーツを通じた地域振興に精力的に取り組んでおり、各種大会やイベントの運営に学生が参画することで学生の実践実習の場にもなっていることから、大学の資源を地域に還元する取り組みとして評価できる。

ここがポイント

  • 「東海大学スポーツプロモーションセンター」を中心に大学付属高等学校等と連携してのスポーツ大会や地域の子ども向けスポーツイベントの開催などを通じて、大学の持つスポーツ資源を地域に積極的に還元している。
  • さらに、その運営に学生も参画することで、学生の実践的な学びの場にもなっている。

大学からのコメント

 本学は、法人本部に体育課を設置(1970年)し、東海大学体育学部(1967年設置)と連携することで、付属高等学校と体育分野での一貫教育、体育(スポーツ)活動を通じた国際交流を行ってきました。その後、幾度も組織改編を経て、その機能を東海大学へと移行し、現在の東海大学スポーツプロモーションセンターを2021年度に設置しました。
 本センターは、スポーツを通じた人材育成、社会貢献、地域振興の取り組みを推進しています。学園内連携の取り組みとして、本学付属高等学校(12校)、中等部(5校)、提携校(3校)等と連携し、高校生対象の学園オリンピック(9競技)、松前杯(3競技)、黒潮旗武道大会(2競技)、中学生対象の玄海旗柔道大会、小学生対象の望星旗少年武道大会(2競技)を、安全・安心管理体制(医師、看護師等配置)構築の上、開催しています。
 各スポーツ大会の運営には、本センターを中心として、体育会クラブの学生及び教員・指導者、本学卒業生の指導者等が参画し、知識や理論をもとに、学生の実践的な学びの場として、貴重な機会となっています。
 社会貢献・地域振興の取り組みとして、体育会クラブ学生が企画・運営する「ラグビー丹沢祭」、「ちびっこサマーフェスティバル」など小学生・中学生等を対象としたスポーツ教室(8競技)、100名超の本学学生が運営する体育会クラブの公式戦ホームゲーム等も、学生の実践的な学びの場となっています。また、連携協定を締結している平塚市、秦野市等の主催イベントや大会において、学生・学生団体・教職員の派遣、本学体育施設の貸し出し等を行っています。
 国際連携の取り組みとして、海外スポーツ団体の受け入れを行っており、2024年度はデンマーク女子ハンドボールチームなど海外のアスリート・コーチを受け入れました。また、英国の教育機関と連携し、同国に流入する戦争難民へ柔道着の配布等の支援を行いました。さらに、本学ヨーロッパ学術センター及びデンマーク柔道連盟の主催で1988年より隔年開催している松前カップ(柔道大会)には、本学武道学科学生が出場し、各国選手との交流の場となっています。
 今後の展望としては、地域自治体、海外団体、企業との関係を強化しながら、初等中等教育機関との一貫教育システム、総合大学としてのスケールメリットを活かし、スポーツを通じた人材育成、地域・社会連携をさらに推進し、併せて国際交流・貢献に寄与したいと考えています。

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