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「教・教分離」体制の構築と分野横断的な教育研究に向けた組織の発展

国立 筑波大学

基準3:教育研究組織

「教・教分離」体制の構築と分野横断的な教育研究に向けた組織の発展

筑波大学
種別 大学評価
年度 2024年度
区分 国立
規模(収容定員) 8,001人~
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取組み事例

「開かれた大学」として他に類を見ない広範な学問分野を擁し、かつ、教・教分離(教育組織と教員組織の分離)のメリットを生かした組織構造を実現している。これにより、各々の学問分野における専門性の深化とともに、学問分野間の壁を超えた分野横断的な教育研究を柔軟に展開することを可能としている。2020年度の大学院改組では、8 研究科 85 専攻を廃して 3 学術院 6 研究群を新設し、研究群の下で学位プログラムを運営する体制を整備するなど、 「変動する現代社会に不断に対応しつつ、国際性豊かにして、かつ、多様性と柔軟性とを持った新しい教育・研究の機能及び運営の組織を開発する」という「建学の理念」を実現し、学問分野を超えた教育研究を展開している。さらに、構想の立案を行う部署と質保証を行う部署でそれぞれ有効性を検証し、たえず組織を発展させていることは、評価できる。

ここがポイント

  • 学問分野を超えた教育研究を行うための体制を構築している。
  • 構想の立案を行う部署と質保証を行う部署の2箇所で有効性を検証し、更なる組織の発展を図っている。

大学からのコメント

教育組織の大括り化により、複数の教員による指導体制の下で学際的な研究を行う学位プログラムが拡大するとともに、広い学問分野に跨る総合的な学びを基礎として、専門分野の学問を深めていくことの重要性が浸透している。本学の特色として、教員は教育組織に所属せず、教員組織である系に所属しているため、各教育組織ではそれぞれの教育上の目的に応じて柔軟に担当教員を編成することができる。
教育研究組織の設置の状況は、本学の全学的な内部質保証活動である組織評価のほか、教育組織の設置等に関する学内審査を全学組織である教学デザイン室及び教学マネジメント室が担い、また教学マネジメント室が学位プログラムの教育の質保証及び質向上を担うといった取り組みにより、定期的に点検・評価を受けることで適切性が保たれている。

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