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レポート

職員研修会(局内)を実施しました

 2016(平成28)年2月10日(水)に、早稲田大学アカデミックソリューションの鈴木有香先生を迎え、コンフリクト・マネジメントとコミュニケーション・スキルに関する局内職員研修会を開催いたしました。

 

 この研修会のねらいは、業務を取り巻く環境が多様化する中で、意見や立場、価値観の異なる相手とお互いのニーズや利益を満たしながら、創造的に問題解決を進めていく考え方(コンフリクト・マネジメント)とコミュニケーションプロセスを学び、大学等におけるケース教材を使ったワークや身体エクササイズを通して、相手の真のニーズを探るための傾聴力や質問力、適切に自己表現を行う伝達スキルなどの対人コミュニケーション・スキルを習得することを目指して実施しました。

 

 この研修会は、鈴木有香先生による進行のもと、体験(ワーク)・対話(ダイアログ、話し合い)・内省(自分自身の振り返り)のサイクルで参加者の学びを深めていく、アクティブラーニングの形式で進めていきました。

 

 研修では、まず、組織内構成員や組織外ステークホルダーの多様化が進むにつれて、多く発生しつつあるコンフリクト(対立)がもたらすポジティブな側面と、対立する双方の十分な納得を引き出すWinWinの解決法とは何かについて理解を深めました。

 

 その後、コンフリクトを解きほぐして協調的な解決を導いていくための分析方法について、いくつかの事例を用いながら、仮想演習に取り組みました。

 

 さらに、協調的な問題解決には、正しい答えを立証するための「議論」だけでなく、自分にはない何かを得るための「対話」の重要性について、鈴木有香先生からレクチャーを受けた後、協調的問題解決を実現するために求められるコミュニケーション・スキルについて、「フィードバック」に的を絞り学習を深めました。

 

 本協会では、本協会職員のより一層の資質向上を図るため、これら職員に対する研修プログラムを策定し、有識者を外部講師として招く等の局内研修会を複数回実施しています。

 

 なお、本協会による各年度の職員研修プログラムの内容については、『大学職員論叢』の各号に掲載しています。その内容をご覧になりたい方は、実費にて頒布していますので、本協会ウェブサイト(下記ページ欄)よりご注文下さいますようお願い申し上げます。

 

 ・テ ー マ:対立を乗り越えWin-Winを実現するコミュニケーション

        強化セミナー~コンフリクト・マネジメントを通じて~

 ・日  時:2016(平成28)年2月10日(水)14:00~17:00

 ・場  所:大学基準協会4階会議室

 ・講  師:鈴木有香先生

                (早稲田大学アカデミックソリューション講師、

                  早稲田大学紛争交渉研究所 招聘研究員)